mixiユーザー(id:2760672)

2017年07月03日21:40

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Jhagee 105/6.3

 一説によると Jhagee は自社でレンズを作らなかったそうで、このレンズの設計製造元は不明のようだ。先日前群を分解清掃してからコントラストだけでなく解像度まで上がった気がする。前のオーナーがバラした時に偏心でもしていたのかも。なにしろシャッター羽根が表裏逆だった上に絞り羽根も壊れていた。扱い雑すぎ。

 本来の性能を取り戻した Jhagee はなかなか良く写る。レンズ構成が単純なせいもあってか半逆光くらいならコントラストも落ちない。せっかくの滲みを生かすためには暗部にフレアが乗らないことが大事で、だからこのレンズはソフトとして充分に合格。開放 F6.3 は絞らずに使うのに丁度いい明るさ(暗さ?)だし、モロ逆光さえ気をつければかなりの場面で活躍出来そう。

 写真左:新緑(新紅?)の時期を過ぎて緑になってしまった もみじ。ハイライトの滲みが美しい。 写真中:公園の遊具。まるで夢の中のような滲み具合。遠景が使い物になるとは思わなかった。 写真右:あじさい。さすがに無理だろうと思いながらレンズを向けたのだけど、ちゃんと写真になっている。バックが明るい被写体はフレアの多いレンズではタブーだが、色が濁ることなく写すことが出来た。

 デジタルのソフトフォーカスは鑑賞サイズの問題が残るのだけど、この滲みは捨てがたい。換算 160mm は被写体探しが大変だが、これなら苦労のしがいもある。なんか当分これ1本で遊べそう。
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