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2017年06月29日12:30

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柳亭小痴楽 独演会

柳亭小痴楽 独演会
日本橋社会教育会館

行ってきましたー!
自由席なので早めに行こうと思ったのですが
人形町界隈は飲み屋が多く、つい一杯飲んでると開場時間過ぎ。
18時35分くらいに会場へ向かうと、1階でずいぶん並んでいる。
すごいなあ、と思ったら、
エレベーター2台中1台が工事中で使えない状態なのでした。
でまあ、無事8階の会場へ。
鯉八さんが、入場整理やチケット販売をされてました。いい声でした。
「ちゃお」って言いたかったけど気が小さくて言えなかった。わはは。
池袋演芸場の余一会チケットがあったので購入。わーい。

どこでも見やすそうでしたが、
見にくそうだが前に人の来ない最前端っこにしてみました。

19時開演でしたが、5分押しくらい。

橘家かな文「五目講釈」
童顔で、噺の中の講談を勢いよくしゃべってた。
そうするとちがう人のように見えてくるのがおもしろい。
技術あり。ってことなのかなー。
場内湧いてました。

柳亭小痴楽「磯の鮑」
待ってました感のつよい力強い拍手に迎えられ登場。
うす灰色っぽい羽織に、縞の入ったうすい色の着物。
半襟のところが薄い緑色に見えました。
さっぱりかっこいい。
マクラで約20分。
独演会なので人となりが見えるエピソードをマクラで話してくれるのは楽しい。
でもちょっと長く感じたなー。
わりとずーっと鼻すすってたから、体調悪かったのでしょうか。
噺15分。
ひとことひとことが丁寧な「磯の鮑」でした。
時間を気にせずしっかりやっている様子でよかったなー。
しかし、最後にびっくりする! 
サゲをいい間違えて空間が一瞬停止する。
びっくりしたー。笑ったけど。
しかし彼はそれもありにするくらいのキャラクターではある。めげない。
いや、めげたのかなー、もしかしたら、少し。

柳亭小痴楽「粗忽長屋」
兄弟弟子の粗忽話などから噺へ。
見物人の「あの人は目がちがうから」って楽しんでる人、おもしろい。
自分をみる熊さんとじゃれる八っつあんもおもしろい。
男は馬鹿だなー。
これは丁寧に終わりました。

仲入り 約25分

柳亭小痴楽「佐々木政談」
約35分
茶色の羽織に、
光沢のあるうすい茶色というかうすい紫というかそんな感じの着物。
半襟は濃い緑に見えました。
自身の年より上に見える大人な感じ。
「最後はいい噺を」といって「佐々木政談」
はじめてきく噺ですが、おもしろかったー!
しろちゃんがいい。
小痴楽さんに合っている。
小痴楽さんは当人が子供なのかもしれん。
裸の王様の子供のように素直で、正直で、頭がやわらかい。
お奉行様も、お父さんも、いい感じ。
しろちゃんがお奉行役やったあとに
「しろちゃんのお奉行さまおもしろかったねー」
「またやろうなー」
みたいなこと言う2人の子供がすごくよかった。
その会話の後、しろちゃんはいつもは罪人役で、
はじめてお奉行役をやったと知る。
よかったなー、しろちゃんのお奉行役でみんな楽しく遊べたぞー。
うれしくなった。
場面はいろいろあるけど、スムーズで、
自分も話に入り込んで移動してお白州のはしっこで
最後の場面を見ているようでした。

座布団前目に座る小痴楽さんが前のめりなお辞儀をする中、
拍手に包まれて緞帳がおりました。

終了21時25分。

「佐々木政談」よかったなー。
そうかー、なんとなく、いい心持ちの噺で終わるのもいいかも。

仲入りがやけに長かったので噺、悩んだのかな。気のせいかな。
ツイッターでは「らくだ」やりそうだったから、
期待してたんだよなー。
ぜんそく並みに咳き込む方がいたり、
1席目のこともあるし、小痴楽さんも絶好調でもなさそうだし、
なーんとなく会場の集中力がちょっと欠けているような感じが
私はしたのでした。

本人がツイッターで
「「らくだ」から逃げてしまった。」
とつぶやく素直さ。すきだな!

独演会、ってどういう意味をもつかは噺家によって異なるだろうけど、
集大成、として、自分をみたい人、応援してる人にみせるつもりで、
大きな気持ちで自信もって、ここに照準を定めてやってくれるとうれしいな。

次回見たいのは
もっと短くて軽快な噺2席(「真田小僧」ききたいー)と、
「らくだ」とかの大ネタ。
軽妙な噺ももっと増えると楽しいな!

マクラのHIJKとかおもろかった。
友だち少ないなんて言わないでー。友だちになりたいー

なんにせよ、小痴楽節はやっぱりすきなので、
これからも楽しみです〜〜
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