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2017年06月20日10:43

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ゴミが宝

海のゴミ「アカモク」が、ヒット商品になろうとしている背景
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=4628956


その時代によって評価が異なるものはいくつも存在します。
その中には、画期的だとか正規の発見(発明)と言われていたものが、実はとんでもない物だったという例もあれば、逆にゴミにしかならないと思われていたものが、素晴らしく価値のあるものだったという例もあります。

前者は、アスベストやフロンガスと言った、工業用品に多いような気がします。
逆に後者は、食品に多いような気がします。
例えば、以前おからは産業廃棄物であるという裁判判決が出た事もあったそうです。

さて記事にあるアカモクを見てみると
・ある時は漁船のモーターにからまり
・ある時は刺し網やカキの養殖施設にからみつく「流れ藻」
・ノリの養殖業者にとって品質を落とす「天敵」
確かにゴミ認定される要因は多そうです。

また、宝となるべき要因も
・「エイズ抑える海藻」
・赤潮を防ぎ漁場の環境を整えてくれていた「守り神」
と現代ならではであり、古くは歯牙にもかけない存在であったのも頷けます。
また、「スーパーフード」たる要因は、数ある海藻の中から研究の対象にならなければ分からず、「得体の知れない海藻」であったとしても仕方ないと思われます。

近いにもかかわらず相容れないというのはよくありますが、岩手でゴミ扱いされそれを覆し普及させるのに苦労していながら、秋田では食べる---文化の不思議を感じます。
ただ、岩手でも秋田のように日常的に食べられていれば、昨今の普及はなかったように思えます。
ゴミ扱いされていたものを、何とか普及させようという努力があったからこその「今」なのだと思います。

また、その普及に当たっても先入観のないところにアプローチしたのは、一か八かかもしれませんが、いい着眼点だと思います。
> 高橋代表が「オシャレなレストラン」に狙いを定めたことが大きい。
とありますが、これでは足りないと思います。
> 「オシャレなレストラン」
だけではなく、
> 東京のオシャレなレストラン
を狙ったからだと思います。
地理と料理のジャンル、どちらをとっても馴染みのないところへのアプローチが功を奏したのだと思います。

「人間万事塞翁が馬」
何がどう転ぶか分からないですが、少なくとも成功には努力が必要だと思います。
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