ここにきて、「痩せる」という意味の「落とし穴」に気づく。
「スラッ」として「シュッ」ってなる計画。
名付けて「HNスラッシュ化計画」。
その言葉の持つイメージの通り、HNの「痩せる」という感覚は、
『身体の幅がシュッと細くなって、スラっと見えるように』というもの。
まさに漫画のような
「８頭身どーーんっ！！」って感じのイメージだ。
開始から２１０日ほどが経った今だが、
確実に変化は表れている。
はいらなかったズボンはことごとく穿けるようになり、
ベルトの穴の位置が、今度はベルトを切らないとダメなくらいまでになった。
体重で言うと、前回からは変化はないが、
「マイナス９キロ」という数値は叩き出している。
そう。
確実に結果は表れているのだ。
だがしかし、
ふと鏡の前に立った自分を見てみると、
いっこうに痩せたように見えない。
真正面に立つ己の姿には、劇的ビフォーでアフターな
涙腺が崩壊しそうな感動秘話は存在していない。
確かに、腹部に「でーーん」と鎮座されておられた「だんご３兄弟さま」は
少しその存在感をお控えになられた感はある。
だがしかし、
いかんせん、横幅がシュッとなったようにはとても思えない。
ズボンが穿けたりベルトが進行したりといった「結果があらわれているのに」だ。
どういうことだ？
「８頭身どーーーんっ！」なHNはどこだ？
この時、HNは致命的な見逃しをしていた。
【 結 論 】
横幅が細くなるのではない。
身体の厚みが薄くなったのだ。
うん、そう。この表現が一番適している。
『身体が痩せた』のではなく
『身体が薄くなった』。
そりゃそうだ。
いくら体が締まって、体重が落ちてこようが、
元の骨格の形状が変わるわけではない。
いやいや冷静に考えれば、そうじゃないか。
納得。
かくしてHNは
『空気人形』 から 『パネル』 への変貌をとげた。
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・。
・・・あれぇ？
なんか、
思ってたのと違うなぁ・・・。
（おしまい）
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