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2017年06月10日23:34

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アイムノットシリアルキラー・パトリオットデイ・怪物はささやく観てきたよ

■アイム・ノット・シリアルキラー
原題はほぼ同じI AM NOT A SERIAL KILLER。あー。うーん。ネタバレ避けると何も言えないが。詐欺じゃねーの、と思った。悪い方向に裏切られたので評価できない。社会不適格者の烙印を押された主人公(高校生?)の隣人は、実は連続殺人犯だった……というあらすじは面白そうだったのに……。

■パトリオット・デイ
原題は同じでPATRIOTS DAY。2013年のボストンマラソンの爆弾テロのお話。映画として面白かったかというと微妙なのですが、その分事実をもとにしたという迫力が感じられました。事件の顛末が記憶になかったのでWikiで調べてみると、ほぼ映画は事実をそのままなぞっているようです。がしかし、犯人が逃走時にもの凄い量と攻撃力の爆弾(手榴弾)を使ってたのでこれほんと? と思っていたのですが、さすがにそこは脚色されているようでした。しかし、犯人捜索時に外出禁止令まで出てたんですね。日本で同じような事件が起こったら、どうなっちゃうんだろうな。

■怪物はささやく
原題はA MONSTER CALLS。怪物の呼び声、ですね。別に囁く感じで無いのになぜこの邦題なのかなあ。うーん。怪物の声は、リーアム・ニーソンじゃないかと思います。たぶんクレジットに名前があったし、あのしゃがれ声はおそらく、そう。主人公は中学生くらいの小柄で内向的な少年で、母親と二人暮らし。どうやらかなり進行したガンらしい母親との生活に対する不安からか、ある夜少年はイチイの木(西洋では再生のシンボルで、オカルト的に特別な木ですね)の化身の巨人(たぶんトレント)に出会ってしまう。怪物は三つの話を物語り、その後は少年が心の奥に隠している物語を明かせと迫る。怪物を自身の幻覚であると確信する少年だが……というような話。よくある、子供の世界で葛藤し、大人の階段を上るためのイニシエーションの話です。陳腐で、使い古されていて特に目新しいところのない、いたって普通の映画だなーと思っていたのです。それが覆されたのは、最後に示される絵本のラスト2ページ。そこでこの映画が、少年と怪物のお話では無く、少年と母親と怪物のお話であったことに、ニブチンの僕は初めて気付かされたのですね。それまで斜に構えて見ていたのが、めくられたページに衝撃を受けて、突然こみ上げる涙、こらえきれない嗚咽。やられたー! 不意打ちでドバッと泣かされて衝撃を受けましたが、気持ちよかったです。この映画が最後に来たのはどうなのかなと思っていましたが、正解だった。アイム・ノット・シリアルキラーのモヤモヤを吹き飛ばしてくれました。今日の3本はみな2時間超えで、最後は特に長いなーと思っていたのですが、最後の最後で心洗われました。このラストシーンのために劇場に足を運んで貰いたい。


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