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2017年06月10日23:24

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柳家小三治と若手一門会

「柳家小三治と若手一門会」なかのZERO大ホール

行ってきましたー!

飲み屋がいっぱいある中野。
やきとんで一杯いただいたあと、うきうきとZEROホール。
1300人弱のホールは満員御礼。
2階のはしっこでしたが、傾斜がしっかりあり、よく見えました。

18時半スタート。

■柳家小かじ「馬大家」
最近二つ目になったそうです。
はじめてきく噺ですが、おもしろかった!
言葉遊びのような噺を気持ちを途切れさせず流暢に話してたなー。


■柳家三之助「棒鱈」
なんだか貫禄。というか余裕あり。
「師匠と一緒に来たのですが・・・今日はご機嫌です。ご安心ください」
とのこと。ははは。
小三治さんがどういう方がこの時点では存じ上げませんでしたが、
そういう方なんですね。
で、「棒鱈」。
やっぱりあの田舎侍の
「エボエボ坊主のそっぱ漬、赤ベロベロの醤油漬け」ってセリフと
「いちがーっち」といううた、がおもしろいなー。
ソフトな侍でした。三之助さんの見た目がそう思わせるのかも。


仲入り15分


■柳家小八「お菊の皿」
イケメン落語家ヤフー知恵袋、のマクラから。
見た目もしゅっとしてますが、
声もはっきりとして、気持ちがいい。
幽霊ものでばかばかしくてすきです。


■柳家小三治「千早振る」
出てきて、「今日は・・・どうしますかねえ」みたいな。
なんやその間! めっちゃおもろい!
間に笑う。
別になにも面白いことは言ってないけどおもしろかった。
で、まあ、若手との会だったせいか、いつも話してるのかわからないけど
自分が小さんに弟子入りした頃からの話。
なんだかよくわからないまま皇居にいったり、とか。ふふ。人間国宝!
そんな話で、19時50分〜20時20分。
ソデから主催者だかの女性に時間を告げられ、
「え、いま8時20分? 噓でしょう?」と言っている。
おそらく予定では20時30分終了だったと思われる。
その後も自分のことをしゃべり、20時37分に
「あと何分あります? え、もう過ぎてる?」
「いやまあこういう会だから、あと何分できます?」
で、女性が迷いながら15分と応え、すぐに「千早振る」。
しかし15分たっても終わらず、終了時21時。
ソデ見ながら「セーフ」という手振りをしている中、緞帳が下りる。わはは。
いいん、こんなんで! おもろいけど!

70分の高座ーー 
途中「今日は落語はやりません」と言ったから、
そうかあ、と覚悟したのに、うれしい。
そういう人なんですね。
いやあ、小三治、おもろいわー。
「千早振る」は知らなかったので、
あまりのご隠居の話の荒唐無稽さに、
小三治の改作か、と思ったら、ちゃんとやってらした様子。
落語ってやっぱり変やな。

小三治とか志ん生とか、たけちゃん(ビートたけし)とか、
あの、語尾がちょっと上がるかわいいイントネーション、
「〜でしょっ」みたいな。
あれなんですか、江戸っ子の言葉なんですかね。
とてもすきです。なんともかわいらしい。

まーとにかく、楽しかった!
小三治一門、みんな出来る人のようですごいけども、
あのぽやーっっとしたようで、
しっかり思ってることは言う、
つかみどころのない小三治、またみたい。

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