mixiユーザー(id:10189648)

2017年05月27日17:06

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不文律の不協和音

日曜日空いてる?

うん。

バーベキューやろう。

うん。

アイツら車持ってないから送迎してくれよ。

ん?

詳しくは後で電話するよ。



数日後、携帯電話にメールが来た。



少しお金かかっても良い?

うん。

バーベキュー用品有る?

有る。

持って来てくれ。

え?

今回は会社行事(ウルサイ人のいる会)ではなく、あくまで仲間内での、言わば、友達感覚での集まりだった。
だからこそ、僕としては珍しく断らなかったのだ。

だが、後になって、探りを入れてようやく全貌が見えた。
そして、微妙な温度差に気付くのが遅かったようだ。

どうやら、バーベキューの発信者は、会社の後輩(新人)に顔を売るつもりでそれを企てたようだった。
で、僕をその企画に誘うついでに送迎係に任命してくれたようだった。

バーベキューに誘ってくれたこと自体には非常に感謝しているけど、もれなく特典が付いてくるとは思わなかった。
しかも、後から小出しに…、全ては善意の結果なんだろうけど…

最初から、消耗材費は割り勘だろうと見越していた。
発信者がバーベキュー用品を調達するなり、バーベキュー会場借りるなりして実費割り勘だと思っていた。
そこまでは、想定の範囲内だった。
発信者一人でバーベキューの用意をするのは不可能、でも会場費的な費用の話が無い時点で大分怪しげとは思っていたけど…
バーベキュー用品を持っているかと聞かれた時点で、疑念がある種の確信に変わった。

全貌が掴めた今になって考え直せば、発信者が見栄を張りそうな気がしてならない。
新人達の分は俺たちが金を払う!とか言いそうな…
そして、その”俺たち”の仲間に僕も数えられてる気がしてきた。
今にして思えば、究極の魔法の呪文 ”少しお金かかっても良い?” 効果は絶大だった。

確かに、最初に割り勘と言う言葉を使わずに少しと表現した時点で少し違和感は有った。
だけど、その時点では後から送迎係に任命した事で、遠慮して費用負担を軽くするのかと思っていた。

色々と、ただの考え過ぎだと良いんだけどなぁ。
きっと、少なからず考え過ぎでも無いんだろうなぁ。
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