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2017年05月19日10:27

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満足を売るという事

■「店主の知恵を消費者に」東大阪の商店街が暮らしに役立つゼミナール開催 大阪
(産経新聞 - 05月19日 08:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=4579204


極論を言えば、どんな商売でも売るモノは同じです。
それが、小売業であろうが、サービス業であろうが、建設業であろうが、です。
それは、「満足」です。
満足を売る、即ち顧客が満足するような商売でなければ、商売は続きません。

現在、第4次産業革命(インダストリー4.0)と言われています。
水蒸気による動力(第1次)、電気・石油による大量生産(第2次)、コンピューターによる自動化(第3次)に次ぐ、第4次はAIによる制御だそうです。
第4次産業革命が今までと大きく違うのは、もちろんそれによる期待値ももちろん大きいですが、「経営や商品企画の分野で136万人、製造・調達分野で262万人、管理部門で145万人が仕事を失うという。」と試算されるように脅威でもあるのです。

とは言え、例え試算された通り「145万人が仕事を失う」事になったとしても、その人たちも、ただただ途方に暮れる訳ではありません。
そこに新しいビジネスが生まれるのです。
そこで重要になるのが、冒頭に書いた「満足を売る」という事です。

将来的な事は分かりませんが、現在そして近未来のAIでは、表情を読み取るくらいは出来ても、人間の本心に触れる事は出来無いと思います。
感情を読んだり行間に潜む思いを汲み取ったり、そう言った人間の機微に触れることが出来るのは、同じ人間ならではなのだと思います。
だからこそ、本当の意味で「満足を売る」事が出来るのは、人間なのだと思います。
そしてその満足とは、潜在的な需要を掘り起こすことで、より大きくなると思います。

記事にあるようなゼミの開催は、その潜在的な需要の掘り起こしの一つだと思います。
ただ、このゼミで重要なのは、「各店の専門知識や暮らしに役立つ情報などを消費者に提供する」事はもちろんですが、それ以上に「地元消費者とのコミュニケーション」なのだと思います。

昨今のニュースやコラムを見ていると、人付き合いが苦手故に事件が起きたり悩みが生じたりすることが多い気がします。
しかし、それではその人のできる事はいずれAIに取って代わられる恐れがあります。
人が人として必要とされるには、人たる事が出来なければならないと思います。そしてそれは人付き合いなのだと思います。

産業が進歩して、必要な人の絶対数が減った事で、人が人たる所以を取り戻す必要に駆られる---なにかちょっと皮肉交じりのようなものを感じますが、そういう時代が来るような気がします。
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