水上スキーといえば、私が若い頃は憧れの遊びの一つだった。なんだかとてもハイカラなアメリカ風のレジャーという感じが強かった。だが、スキーやゴルフが憧れのレジャーだった時代は去り、水上スキーも憧れの座に居座ることはなくなった。
サーフィンは真面目に自然と対峙できるし、カヌーやボートは強靭な身体が必要なスポーツであるのに対し、水上スキーは娯楽、ショウというイメージが先行する。だから、オリンピックの競技に推奨したいと思う人は少ないだろう。
そんな後ろめたさはあっても、楽しいことは確かだし、それなりの景色はもっている。波がなく、船も少なく、一人占めできるのが運河。だから、運河を疾走する水上スキーの姿は意外に多い。
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