この時期、野良仕事は忙しい。
連休は仕事三昧。
さて、連休明けの8日月曜日、お天気は良くなりそうだ。
仕事は一休み。
どこの山に行こうかあれこれ考えたが、やはりこの時期は花が綺麗な山に行きたい。
去年行きそびれた鈴鹿の御池岳に行こう!
ちょっとお疲れ気味の相方を誘うと、乗って来た。
今回は久しぶりの相方との地下足袋コンビの山歩きだ。
前夜菰野の道の駅で車中泊する。
目が覚めると5時前だ。
相方も起きたので、鞍掛トンネルに向かう。
車を置き、コグルミ谷登山口に向かう。
今日はコグルミ谷からカタクリ峠に登り、白瀬峠を往復する。
そして御池岳からボタンブチ、できれば奥の平に行き、鈴北岳に登って鞍掛峠からトンネルに下る計画だ。
藤原岳から白瀬峠まで歩いたことがあるので、今回白瀬峠と御池だけを繋げば、藤原岳と御池だけが繋がるのだ。
御池岳に初めて登ったのは、13年前の4月初め、息子と二人で福寿草目当てで登った。
その時コグルミ谷から登ったが、いっぺんで気に行ってしまった。
自然林が美しい、まるで妖精が現れそうな雰囲気に思えた。
それからまた10年前の5月にやはりコグルミ谷から登った。
その時もいいなあと思った。
鈴鹿の山では一番くらい好きになった山だが、その後行く機会がなかった。
去年行く予定が行きそびれてしまった。
一時崩れて通行止めになっていたコグルミ谷だが、また道が整備されて歩けるようになっていた。
ありがたい。
新緑が光を浴びてきらきら輝いている。
足元には小さな花が咲いている。
中々足は進まない。
六合目のカタクリ峠に着く。
カタクリはまだちょっと眠たそうだ。
ここから白瀬峠に向かう。
アップダウンが少ない気持ちいい歩きやすい稜線だ。
イワカガミが咲いている。
白瀬峠に着く。
昨日マイミクのあすくさんがお友達と藤原山荘に泊まって、今日は御池岳から鈴北岳〜鞍掛峠〜大君が畑と歩くと聞いていた。
会えるかなと思っていた。
会うとしたらこのカタクリ峠から白瀬峠の間だと思ったが、会えなかった。
もっと早く行ってしまったのだろうか。
御池岳に向かう。
あちらこちらにカタクリが咲いている。
しっかりと目覚めていた。
単独の女性と出会う。
この方とは先ほど白瀬峠を往復した時にも会っていた。
「今日はどちらからですか?」
「昨日白瀬峠に登り、藤原山荘に泊まったんです。今日はまた白瀬峠から下ります。」
「藤原山荘に二人連れの女性が泊まっていませんでしたか?」
「あの方たちならまだゆっくりしていましたよ。」
今日は会えないかも知れないな。
バイケイソウが一杯だ。
毒があるから鹿も食べないのだろう。
花が咲いたら臭くなりそうだ。
御池岳に着く。
だが、ここではゆっくりしない。
お目当てはボタンブチだ。
ボタンブチは絶壁の上だ。
見晴らしがいい。
今日はさらに奥の平まで足を延ばすことにした。
そばにいた人がスマホの地図を見て、あのあたりですよと教えてくれた。
最近、地図と言えば紙の地図ではなく、スマホやGPSの地図が主流なのかな。
奥の平の標識のあるところからさらに南に向かってみる。
このあたりはテーブルランドと言われている気持ちの良いなだらかな場所だ。
ドリーネと呼ばれる陥没がある。
いくつもの踏み跡がある。
今日は晴れているからいいが、ガスったら迷いそうだ。
ここをさらに行くと、滋賀県側からのT字尾根の登山道になるようだが、今日は途中までにした。
御池岳に戻り、鈴北岳に向かう。
気持ちのいい道が続く。
鈴北岳からは間近に霊仙山、その先に伊吹山が見える。
黄砂も大分収まったようだ。
秋の晴れた日に来たら白山や御嶽山なども見えそうだ。
鞍掛峠に向かう道は眺めがいい。
鞍掛トンネル横の空き地に戻る。
今日は二人共新緑、花、伸びやかなテーブルランドに癒された大満足の一日になった。
ありがとう!
さあ、またお仕事頑張ろう!!
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