うちの会社は、ある特定の部門で非常に有名なブログを書いている。
この部門でブログを書く法人が少ないこと、あっても長続きしない中、10年にわたり持続してきたのは敬意に値する。私自身は最近同業(とは言いづらいが)他社から転職して入社しているが、アマチュアだった頃から興味深く見てきたブログでもある。
したがって、書いている本人(つまり私の上司)は非常に自分のブログに自信を持っていて、多くの読者がいることを理由にメーカーから特別待遇を引き出そうとしたり(交渉は私の役割でもある)、十分に読者を惹きつけられると考えている。
が、端から見ているとそうでもない。彼のレビューは所詮販売店のレビューであり、当たり障りがない。特に、複数のメーカーで競合する商品があると、「似たようなもの」という扱いでレビューがおざなりになる傾向がある。
個人的な感覚では、わざわざブログでレビューをするような読者は、わずかな差異に重点を置いていると思う。微妙な性能や使用感の差、仕上げの差を比較して、ベストを選びたいのだと思う。
だが、彼はそれを可能なかぎり避けたい。比較されることによって、避けられるのを避けたい。
その結果、イージーで当たり障りのない記事となり、読者が参考にするのはAmazonのレビューである。プロたる我々からすると、大きな誤解を含んでいたり、比較対象がおかしかったりするものの、しかし購入者が見たいのはそういう辛辣な記事ではないかと思う。
販売店らしい当たり障りのない記事を書くことは王道ではあるが、読者が見たいのはそういうものだろうか、と思う。例えばフォトヨドバシなどは、良いものは良い、悪いものは悪いと断定していて気持ちが良い。どこぞの記者が書いた「SONY大注目の新製品!」みたいなものよりよほど信用できる。販売店であり、特定のメーカーに肩入れしないのであれば、そういう記事の方が良いのではないかと思う。
私のいる業界は、縮小傾向にある。分野自体は拡大しているが、マニアが減少しつつある。そんな中でマニアを相手に商売をしたければ、別の道も必要だろうとは思うのだが。難しいものだ。
■広告まみれの女性誌にうんざりの貴女へ『VERY』部数に迫る注目のテスト誌『LDK』
(ウートピ - 05月06日 14:32)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=184&from=diary&id=4559793
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