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2017年05月04日00:05

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18.セッションレポート2 迷宮キングダム(GM)

 さて、岐阜に行ってきたぞ。
 岐阜のアンリミテッドには年に一回ペースで足を運んでいます。県が変わると環境が変わる。環境が変わっても俺はちゃんと「遊べる」のか? 

 俺ちゃん。ちゃんと自分が自分で思っている「真っ直ぐ」を歩んでいるのかっていうのを気にするクチなのね。多分。
 で、それを確認する遠征でもあったりします。多分。実の所良く判ってはない。
 同行者のごん太さん曰く「調律」。おお成程、得たりと感心したり。

 今回持って行ったシステムは迷宮キングダム。シナリオは「こんにちは、赤ちゃん」と言うモノ。このシナリオはなかなか迷宮キングダム「らしい」シナリオで、個人的にはお気に入り。
 システム自体は古めのシステムだけどまあ、プレゼン頑張ろうや。

 会場に到着すると、去年このアンリミで知り合いとなったすおうさんの姿を見かけ、ご挨拶。今日は……デッドラインヒーローズのルルブを持ってるからデッドラインヒーローズかぁ。
 さっそく古いシステムの天敵、新作システムとかち合い、やっべぇと内心焦る。
 とにかくエントリーシートを提出し、他の立卓状況を確認する。

 ……あれ? すおうさん、クトゥルフって書いてあるんっすけど??
「いや、ルルブは出してただけ」

 ギャーだまされたー

 デッドラインヒーローズもスタッフのKAKAMIさんが立てるとの事。おおぅ、古いシステムのエース(クトゥルフ)と、最新システム(DLH)に挟まれる形に。やべぇ。。。

 そして更なる逆境がマスターさんを襲う!

 他の立卓は。

 N◎VA。
 マージナルヒーローズ。

 俺がエントリーしたのは5番目。
 その後に

 コード:レイヤード。
 アマデウス。

の計7卓!

 全卓成立しようと思ったら参加者が35人程度必要となります。会場には……大体30名。
 まずい。
 非常にマズイ。

 1、 2卓は潰れるぞ、これ。

 そして潰れる筆頭は……迷宮キングダム!

 とにかく、知名度を含めて有利材料がない(笑)
 クトゥルフは多分、今、日本全国どこに行っても強い。
 DLH、マージナルヒーローズは新作の上に「マスカレイドスタイル」が立卓するアンリミ環境では食いつきも良かろう。
 コード:レイヤードは新作で最も勢いのあるシステムと言っても良い。
 N◎VAはこの地域では不動のエース。
 アマデウスも固定ファンが付いているので、来場者にそういう人がいると爆発力がある。
 そして、直面する「お前誰だよ?」問題(笑)

 うっひょー、逆境過ぎるwww
 もうね、心臓バクバクですわ。
 これだけの不安材料をGMエントリーシートと1分間しかないプレゼンで覆すって無理ゲーじゃね?
 陣取った席に戻って、来場者が貼り出されているエントリーシートを閲覧していく様を観察する。

 これがね。笑っちゃうの。

 1〜4のエントリーシートを眺めていた来場者が、5番(つまり俺)のエントリーシートを素通りして6、7番のエントリーシートに行っちゃうのよ。いや、被害妄想かもしれんけど。
 早急に打開策を講じなければ。
 打開策=1分間のプレゼンなワケなんですけどね……。

 今回のテーマ
 とにかくタイムオーバーせずに説明を1分できっちり収める!

 これが出来なかったら多分立卓は無理。「お前誰だよ?」問題がある状態で、説明も冗長の人間の卓に、誰が入りたいと思う?
 エントリーシートに必要事項は書いた。それ以外の事を喋るんだから1分あれば充分喋れる!
 問題は喋る内容だ。興味を持ってもらい、自卓へ引き寄せる為には……と言う事で考えた作戦がコチラ。

☆プレミア作戦(笑)
1、俺は富山から来てる。
 これだ。
 この機会を逃したら俺とGMやる機会なんてそんなにねぇぞぉっ!?(笑)

2、そして迷宮キングダムはシノビガミやインセイン、アマデウスを作った「冒険企画局」のゲームです。
 サイコロフィクションが好きな人! 冒企の人達はサイフィクの前にこんなゲームを作っていたんですよ! とサイフィクユーザーを名指しにして、迷宮キングダムに興味を持たせる言う姑息な作戦!

 シナリオの説明なんかは一切なし! だってエントリーシートに書いてある。俺と遊ぶ機会。まよキンで遊べる機会。そんな千載一遇のチャンスを逃すな、的なアピールに狙いを絞る。
 他には、幸いにも壁際の席だったので(アンリミではGMはその場で立ってプレゼンする)、一歩壁際に寄って、会場全体を見渡せるよう(会場全体に顔が見られるよう)に位置取りをするとか、もう細かすぎて誰も気づかん。
 うっひょー。涙ぐましい努力だぜwww

 運命の時――









 希望者4名!
 よっしッ!

 最低成立人数の3名でなく4名。そして卓が余剰してからの外れ卓成立ではなく、最初からの希望者4名。
 これは俺の中ではとても大きかった。
 今までプレゼンについて色々考えてきた甲斐があったなぁ、と成果を実感した瞬間でもあります。(まあ、そうは言っても今回は全卓成立してるんですけどね)
 そしてキャラクター作成が終わっての昼食中に。

「今回の迷宮キングダムはプレゼンを聞いて入ろうと決めました」

 そう言ってくれた、この一言で全てが報われました。

 アンリミテッドはアレだ。自分の成長が見える場所でもあるんだよ、俺の中では。

 色々間違えたり、迷ったり、悩んだりもしています。
 だけど俺は真っ直ぐ歩けてる。


 さて、今回のセッションですが。

 パクチーが卓を支配する事になりました。
 どうしてこうなった。。。

俺:「じゃあ、名前決めようか。迷宮キングダムは自分の名前すらもランダムで決まってしまう恐ろしいゲームなのです」
神官:「(コロ)“ダメ、絶対”の……(コロ)ヤキソバ(男)/パッタイ(女)?」
俺:「男性名ならヤキソバ、女性名ならパッタイですね。神官はその地位の特典として、この国の国教を好き勝手に決定する権利があります。PC達が信仰するかともかくとして、国民の大多数は君の決定した宗教の信徒になりますよ〜」

 こんな事を話したら飛び出て来たのが「ヤキソバダメ、絶対教」!
 この国ではヤキソバ喰ったら非国民なので殺されます。

 国民食はパッタイ……ではなくパクチー。

 この設定に卓上の全員が喰い尽いた!

 とにかくパクチーパクチーパクチー!!

 会場に間仕切りがあったから助かったケド、無かったらきっと苦情が出た。
 パクチーパクチーうるせーよ、俺らwww
 
 って事でシナリオもちょっと変更。
 シナリオの内容としては王国にとある病気が蔓延し、その病気の解明に乗り出すと言うモノだったんですが。

俺:「じゃあ、病名は『パクチー病』で」

 まあ、病気の内容にも逆らってないから良いんじゃね? とテキトーぶっこく。

「それ、解決しなくても良いんじゃない?」

 ……あ。

 スンマセン、そこを一つ、なんとか解決の方向にもっていって貰えませんかね?

 休憩中。魅力休憩を行った神官。着替えを覗かれてしまうイベント発生!
 サイコロの目は偶数で、悲鳴をあげる神官。哀れ忍者は宮廷全員から敵意を持たれるハメに。
 ……ん、でも今回ってPC全員女だよね?
 じゃあ……

俺:「じゃあ、パッタイは見つけてしまう。スクリプトがヤキソバを作っている所を!」
神官:「キャ――――――ッ!」
忍:「ちちち、違うんです。ここからパクチーを投入しようと思ってたんです」

 もう一事が万事こんな感じ。

 前半はパクチー大好き仲良し宮廷だったのに、後半は(才覚休憩表の8番の効果で)喧嘩ばっかりのギスギス宮廷に。
 でも喧嘩の原因は「パクチー性の違い」に集約されると言う……お前ら仲良いよな?

 戦闘に関しては初プレイが4人中3人いたにもかかわらず終始宮廷有利に。
 最後の戦闘も大苦戦するハズだったのですが、その手前の部屋の休憩で喧嘩で上がった敵意が好意に裏返るミラクルが発生し、協調行動であっさり撃破されると言うGMご立腹の展開に。
 くっそぅ、苦戦の欠片も与える事が出来なかったぜ……。

 パクチー病を克服した社会主義パク……違った。社会主義グランドゼロ寮の未来に栄光あれ!



●国王、もとい寮長 “赤目”のポテチ=二休さん
 迷宮キングダム経験者らしい戦術の起点となる戦闘の要。パクチーを尊重しつつも自分の色を出していくロールプレイ、お見事でした。

●神官 “ダメ絶対”のパッタイ=桐崎さん
 今回のセッションの色はパッタイが決めたと言っても良いでしょう。この卓が終始笑いの絶えないセッションになったのは君のお陰です。

●騎士 “青ざめた”ラマーン=あまおさん
 ダメージディーラーとしてのボス瞬殺、いや、マジ勘弁www まあ、実際瞬殺しないと宮廷がピンチなので悔しいけれどアレが正解。
 国王と最初に勃発した喧嘩が凄く印象に残っています。ガンガンロールプレイを入れてくのが良かった。

●忍者 “寮の境界”スクリプト=もふさん
 ゲームの反射神経が良い。結構無茶振りしてるんだけど、瞬時に打ち返してくるのな。「怪物学」の判定が終わった後、「こいつの弱点は?」って聞くと小気味よく返してくれる。
 ナイスレスポンス!



 今回も良い遠征でした。

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