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2017年04月30日22:52

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さすが俺の親

子供のころから母親には口を酸っぱくして言われていたことがある。

「人はただではモノをくれん」

誰かにお土産を頂いたり、何か親切な事をしてもらったときに、この言葉を繰り返されてきた。


人に何かもらったらお返しが必要であるという意味ではあろうが、単純に「ありがとうございます」の感謝の心だけでは済ますことができないから何かしてもらっても楽じゃないという意味合いに思ってた。

そして裏を返せば、自分が何かをしてあげるとき、それは無償ではないという意味も言葉としては捉えられる。

ギブアンドテイク。基本的に間違った考え方では無いと思う。


今日、仕事の帰りがけにバックパッカーの外国人に出会った。日本語が喋れないのでほとんど会話のキャッチボールができなかったけど、ヒッチハイクで山陽道で東の方に行く車に乗せてもらって、どこか東の方に移動したかったようだった。オレは抜け道を通って北上して家に帰るだけだったので、山陽道は使わないことを告げた。サービスエリアがどうこう言ってたので時間も遅いし、サービスエリアで一泊するのかなと思ってサービスエリアは近くにないし、コンビニの方向を伝えたけどうまく伝わらず。相手も俺が山陽道に乗らないことを悟って「オーケーアリガトウゴザイマシタ」とか言ってたので、車を出発させたけど、一泊するなら俺んちに泊めてもいいかなと思ってUターンしようかと思った。でも、たぶん母親が嫌がるだろうなと思ってやめた。帰ってきてその話しを母親に伝えたら案の定嫌がってた。

で、親切にしても何の見返りも無いから、見返りの無い親切はするなって子供のときから言ってたよな的な会話から発覚したこと、

「「人はただではモノをくれん」なんか一回も言ったことが無い」という母親の驚きの発言。もしそういう事を言ったことがあったとしても、自分は物事を複雑に考えないから、言葉の意味や裏まで考える方が悪い。つまり自分は何を言ってもかまわない。それを善意で受け止めないのは受け止めなかった方が悪い。自分は悪くない。だから自分が昔から口を酸っぱくして言ってきた「人はただではモノをくれん」ということの負の面まで受け止めたお前が悪い。ようするに母親はアホだから正しい、息子はひねくれ者だから悪いということになるようだ。

オレはそういう教育の元、育ってきました。
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