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2017年04月21日18:20

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ボヤッキ―Zの「めじるしの犬」江戸小話

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長い間、山里から出たことがないおじいさんがいました。

ある日、おじいさんが家族に言いました。

顔(口笛)「生きているうちに、一度、京の見物をしたいもんじゃ」

すると、家族はがま口財布お金を工面して、おじいさんを京都見物に出してやる事にしたのです。

男性「いいかい、おじいさん。京の町は、どれも家のつくりが家家家似ていますからね。迷子にならないよう、宿を出る時には、ちゃんとめじるしをつけていきなされや」

わーい(嬉しい顔)「わかった。わかった。心配いらんわい」

さて、京の町の宿家についたおじいさんは、さっそく宿のおかみさんおばあさんに尋ねました。

スマイル「この近くで、見物するようなところはないかのう?」

おばあさん「そうどすねえ。近くに新しいぴかぴか(新しい)NEWぴかぴか(新しい)きれいな橋がかかりました。たいそうな評判でございますえ〜。お客さんも、ごらんになられませ」

そこでおじいさん、橋の見物に出かける事にしました。

わーい(嬉しい顔)「そうそう、めじるしを忘れてはいかんのう。え―と、何かめじるしになる物は」

家家家外に出てながめると、宿屋の庭先に、大きな一匹の犬が狼眠い(睡眠)寝ています。

うれしい顔「よし、あの犬をめじるしにすればよい。『庭先に、大きな犬が寝そべっている宿屋家家家狼眠い(睡眠)』。これを覚えておけば、間違いなく帰れるだろう」

おじいさんは、橋を見物しました。ついつい感心しているうちに、夕方街並み(夕焼け)日が暮れてきました。

スマイル「さて、宿屋に戻って、とっくり(おちょこ付き)鍋晩御飯をいただこううまい!うまい!うまい!

おじいさんは、庭先で犬が寝そべっている宿屋を探しましたが、家家家どこを探しても見つかりません。

犬は、どこかへ遊びに行ったのでしょう。

冷や汗「お〜い、どこじゃ〜?犬が寝そべっている宿屋はどこじゃ〜?」

おじいさんは夜夜通し探し続けましたが、ついに宿屋を見つける事が出来ずに山里へ帰ってしまいました。



ちゃんちゃん



(15.4.5)



家狼・・・これは、どうやら家族家族のワナにはまったのかもウッシッシ《これにこりて、京都見物した〜いとは言わんじゃろ男性手(チョキ)金の工面もたいへんじゃからのんのん手(OK)手(OK)手(OK)







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