ペギー葉山の大ヒット曲から作られた映画『南國土佐を後にして』(映画のタイトルは、国ではなく旧字の國でクレジットされている)は、小林旭の代表作「渡り鳥」シリーズの実質的な第1作で、ペギー葉山が本人役で出演し、苦しむ旭を励ます。もちろんこの歌も何か所かで効果的に使われており、本人が刑務所の慰問で歌うシーンもある。映画史的にも映画ファンの評価もあまり高くないようだし、一般にはこの映画の存在自体知らない人の方が多いくらいと思うが、戦争の悲劇や、前科者が更生することの難しさという社会問題を盛り込みつつ、旭の神業的なダイス捌きやキレのいいアクションも見られるよくできた娯楽映画であり、僕は好きだ。ヒロイン浅丘ルリ子との関係はそのまま「渡り鳥」シリーズに引き継がれていく。
この歌は、よさこい節を織り込んだ名曲であり、比較的歌いやすいのでカラオケのレパートリーにしているわけだが、この映画のシーンを思い浮かべながら歌っているのは言うまでもない
。
ご冥福を祈り、近いうちに再見するつもり。
歌手のペギー葉山さん死去 83歳「ドレミの歌」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=4524129
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