同窓の知人が亡くなった。
秋に生まれたから秋男
63歳
それなのに桜満開の春に散った。
小学校と中学校が同じだった一年先輩。
九十九里浜の白子町で生まれ
市川市へ移住も同じだった。
3.11後に「かおちゃん(田舎での私のニックネーム)
俺で何か被災者の助けになることは無いか?」と聞かれた。
私が福島県や岩手県などに支援物資を運んでいるのを
何処かで聞いてのことだった。
「秋男さんは床屋さんだから避難者は喜ぶと思いますよ。
髪を切ったり髭を剃ったりできる筈です」
日にちを決めて南三陸の避難者を訪ねた。
南三陸 ホテル観洋だった。
ホテル内の臨時避難所に臨時の床屋さんがオープンした。
軽妙な話し方をしながら避難者の髪が綺麗になり
館内に笑みが溢れた。
綾小路きみまろさんの大ファンで話が面白かった。
その後も私の知らない時に訪ねたようだった。
私が「兎に角、南三陸にお金を落とすのが一番ですよ。
地元の産業が復興することが大事だから。
何時いっぱい食べていっぱい買い物をして帰ります」
と言ったからだろう。
心優しい「一期一会」の言葉が好きだった人でした。
南三陸でのシーンを思い出しながら涙が止まらなかった
告別式だった。
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