2013年1月に、柳家喬太郎師の「時蕎麦(ときそば)」
をユーチューブで観て以来、落語を演じる事にはまっているわけです。
もちろん最初に覚えて人前で演じたのも「時蕎麦」。
しかし、最も面白くて大好きになった落語は、「武助馬」なのです。
これは、千葉テレビの「浅草お茶の間寄席」といった番組で観て、
瀧川鯉昇師の噺を台本にして覚えました。今でも好きな落語ナンバー1です。
2013年11月。なんとなく応募した「第三回落語国際大会IN千葉」では「饅頭怖い」を。
翌年同月、「第四回落語国際大会IN千葉」では「武助馬」を演じました。
(参考までに、2015年の「第五回…」は落選して、大会ボランティアで音響を担当しました。
そして昨年の「第六回…」は、「夏泥」で一次審査通過。
「鹿政談」で予選に参加しましたが、決勝進出はなりませんでした。)
その武助馬。鯉昇師のがユーチューブでも聴けます。繰り返し聴いています。
僕の場合は、洗濯物を畳みながら。夫婦で共働きですから…。
立川談志師のも聴いたことがありますが、やっぱり鯉昇師であります。
その武助馬。第四回落語大会で各演者の演目が話題になると、
「武助馬って新作落語ですか?」と言われました。
「えっ、知らないのですか?」と聞き返しましたが、
「聴いたことありません。」と落研出身者に言われたので、
あまりメジャーな噺ではなかったようでした。
僕は、間違えてDVDに録画しなかった鯉昇師の「武助…」を聞きたくてしかたなく、
ネットで幾度となく探しましがた、探し方が上手くなかったのか、当時は見つけられなかった。
今ではPCのお気に入りに登録しています。
噺の方は、なんといっても、武助の素直な頑張りに拍手であります。
舞台に立った武助が、一生懸命に馬の後ろ足を演じる。
なんと微笑ましい光景なのでしょうか。そしてなんと馬鹿馬鹿しいのか。
クスクスと笑われながら、懸命に後ろ足をぴょんぴょんと跳ね上げる武助。
その影響で、親方は落馬をするほどです。
どこまでも素直で真面目な武助。
その目は真っ直ぐに目標に向かい、一生懸命だか間抜けだかわからなくなる。
僕にとって、これほどまでに応援したくなる落語の登場人物はいませんでした。
頑張れ武助って感じであります。
間抜けなことには違いありませんが。
「武助馬」は、職場に併設しているデイサービス林○館では、
3年弱ぶりに5月に演じる予定ですが、
4/16(日)には、ボランティア落語で「花見の仇討」と合わせて二席演じます。
だから今は、この二つの噺の練習は欠かせません。
今日もお疲れ様でした。
行徳亭 林檎
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