mixiユーザー(id:51725648)

2017年03月29日08:40

223 view

「やぶ医者」江戸小話

フォト

お使いを頼まれた小僧が走っていると、向こうから医者がやってきました。

小僧と医者はつかれた顔衝撃ふらふら見事にぶつかり、医者ははずみで転んでしまいました。

ぷっくっくな顔exclamation「こら、あぶないではないか!」

医者は立ち上がると、小僧の頭をバイバイ手でたたこうとしました。すると小僧が、

つかれた顔お願い「手だけはかんべんをexclamation足でけるのなら、いくらでもかまいませんが、手でぶつのだけは、どうか、どうか、ごかんべんを泣き顔」と、泣きながら言います。

冷や汗「はて?足でける方が痛いだろう?なぜ、手でぶつのはダメなのだ?」医者が不思議そうに聞くと、小僧は言いました。




ウッシッシあせあせ(飛び散る汗)「足でけられても、痛いだけで命には別状ありません。しかし、あなたさまのバンザイお手にかかると、助かる者も助からないと、もっぱらの評判ですから」






ちゃんちゃんばらばら





(14.8.17)












2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する