ある家に、酔っぱらった友人が来て、泊めてくれと言いました。
「ああ、泊めてやってもいいが、布団がないんだ」
「なあに、布団なんかなくたって、どうってことはない。酒の勢いで、そこいらに寝ちまうから」
それならと、友人を二階に上げてやりました。ところがしばらくすると、酒の酔いも覚めてきたのか、二階から友人が言います。
「どうも下から風が登って来て、寒くてかなわぬわ」すると、下の男は、
「こころえた。これで、風の奴も登れめえ」と、二階に登るはしごを取り除いたそうです。
ちゃんちゃん
(15.2.17)
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