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2017年03月26日07:38

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人類の決戦その2

GM「では〜、セットアップです〜。リューン専用のオリジナルスキル《闇の誘惑》〜(とても楽しそう)」
GM「(ころころ)達成値42です。あとリューンの判定にペナルティ1です」
リューン「知力対決? 無理無理(笑)」
ブレアス「余を恨んでいるだろう? ほら、その闇を解放しろ。余を攻撃すればいい」
リューン「く、わたしは、あなたを……な、抑えきれない?!(一同爆笑)」
ブレアス「そんな闇を制御できないお前を、仲間はどう思うかな?」
コタロー「よくあることさ(一同爆笑)」

闇の炎によってブレアスを焼くリューン。

リューン「く、やはりわたしは、この力を制御できない、のか」
ティス「リューン!」
シルヴィア「リューン殿! 心を落ち着けるんだ!」
リューン「みんな……、はい! と返事をして、一度ぎゅっと閉じた目を開きます」
リューン「冷静になれ。わたしは、相手の弱点を見極める! と言って《ウィークポイント》+《バイタルパート》を使います」
リューン「わたしは、この仲間たちと一緒にあの村に帰るんです!」
リューン「ということで【放浪】の運命に抗いました。フェイト回復したいですー」
GM「お〜、いいですよ」

そしてラウンド進行開始。
コタローが《リゼントメント》を、ティスが《デスブレイド》と切り札を切っていきます!

ブレアス「なかなかやるな。余をここまで傷つけたのは、久しぶりだ」
リューン「ブレアスの番です。ここです。ここを凌げばシルヴィアさんの番!」

相変わらずとてつもない達成値ですが……。

ティス「フェイト入れて回避!(ころころ)クリティカル! 《ドッジスラッシュ》でさらにダメージ!」
コタロー「おいらもフェイトいれて回避!」
リューン「わたしは回避失敗……」
シルヴィア「わたしは、リューンをかばいつつ《ソウルバスター》からの《パーフェクトボディ》!」
シルヴィア「死中に活を見出す、これこそ2つの剣を修めたわたしの奥義!」
ブレアス「……次だ」

次の攻撃も各自フェイトを突っ込んで、《アフェクション》《守護者降臨》でダメコンして凌ぐ!

そしてシルヴィアさんの攻撃です!

シルヴィア「《クロススラッシュ》の1発目に《ボルテクスアタック》! 《デッドリーアタック》でリアクション不可!」
シルヴィア「フェイトもいれて(ころころ)ダメージ、376点、貫通ダメージ!」
ブレアス「……っ!?」
シルヴィア「そして2発目、もう一度《デッドリーアタック》!!」
GM「え、3回目?!」
シルヴィア「そうです。この時のためにずっととってありました!」
GM「……まじかー!」

リューン「……ひとつ相談があります」
シルヴィア「??」
リューン「わたしが一つ切り札を切ると、そこに100点上乗せできます」
ティス「切り札? ……あ」
リューン「封印していた《ディバインフォース》です。ただこれを使うと、ブレアスの《二回行動》に対して《プロテクション》も何もできなくなります」
リューン「その代わり、次のラウンドにもう《カタストロフ》も打てない。冒険者としても戦えなくなる」
コタロー「……」
シルヴィア「入れよう」
ティス「冒険者としては、でしょ。生きて帰れば普通には生活できる」
シルヴィア「絶対にその方が物語に面白い!」
リューン「ですよね! じゃあ、その攻撃に《ディバインフォース》!!」
GM「ええぇぇ、さらに乗っけるの〜」

ブレアス「なんだと?! なぜ、お前からそんな光の力が?!」
リューン「闇を抱いていたからこそ、それに抗う光がわたしの中に溜まっていったのですよ!」
ブレアス「まさか! それを放ってしまえば、お前は力を失う! なぜ、他人をそこまで信じられる?!」
リューン「部下を駒と切り捨てるあなたには理解できないでしょう。なぜなら……」
リューン「なぜなら、わたしたちは家族だから、信じられるんです!」
リューン「シルヴィアさん! この力を使ってください!!」
シルヴィア「お前の想い、確かに受け取った!! おおおお!!!!」
シルヴィア「(ころころ)254点の貫通ダメージ!!!」

普段よりも眩しい輝きをまとったシルヴィアの剣が、ブレアスの胴を袈裟切りにします!

ブレアス「!!……まさか、わたしの、計画を、よくも……ここまで、か」
ブレアス「冥府で待っている、ぞ」
PL一同「おおおーーー!!!(歓声)」

事切れたブレアスは霧のように消えていきました。
ティスがジークにかけより、ペンダントをかけます。
力を失ったリューンにシルヴィアが肩を貸し、コタローもジークの周りに集まります。

ジーク「俺、みんなが戦ってるのを見て、何もできなくて……悔しくて……」
リューン「ブレアスの言葉に、よく耐えましたね」
ティス「あなたは頑張ったわ」
シルヴィア「よく頑張ったな」
ジーク「みんな! ありがとう!!」

そして定番。主をなくした城が崩れ始めます。

コタロー「感動の再会はそこまでだ。さっさとずらかるぜ!」

■エンディング
グランフェルデンに戻る一行。
空は晴れ、どうやら瘴気は消え去ったようです。
すでに妖魔化してしまった人たちは仕方ない(注6)ですが、結界等のおかげで街自体はなんとかなったとのことです。
数日後、凱旋パーティが開かれ、街全体がお祭りムードに包まれます。

騒ぐ街の隅で、一匹の獣が影に溶けようとしていました。

ティス「どうしたの?」
コタロー「おう、さすがティス。よく気が付いたな」
ティス「一応本職(注7)ですからね(笑)」
ティス「短い間だったけど、本当にありがとう。あなたがいなかったら、ジークは、世界は救えなかったわ」
コタロー「ま、その通りだな(一同爆笑)」
コタロー「お前たちの絆、おいらが前にいたギルドの連中にも負けず劣らずだったぜ。後はお前たちだけでなんとかなるだろ」
ティス「コタローさんだって、仲間ですよね?」
コタロー「ありがとよ。でも、今回の事件で闇が疼くようになっちまった。このままじゃお前たちにも迷惑かけちまうかもしれねえ(一同爆笑)」
コタロー「それに俺には俺のやりたいことがあるんだ」
ティス「そうですか。今回は助けてもらいましたから、わたしたちが助けられる時があったら、いつでも言ってくださいね」
コタロー「ああ、そんときゃよろしく頼むわ」

尻尾を振りながら、シノビは消えていきました。

また後日宴が一段落した頃、シルヴィアは一人荷物をまとめていると、リューンが現れます。

シルヴィア「そろそろ一段落したし、次の旅に出ようかと」
リューン「一緒にドゥルー村に来ないんですか?」
シルヴィア「今回の件で、色々と過去のことがわかったし、やり残したことをしないとな」

リューンは、一歩前に出て落ち着いた表情で両手を広げます。

リューン「シルヴィアさん、昔、あなたの村を焼いたのはわたしです」
リューン「今のわたしは冒険者としての力を持ちません」
リューン「仇を討つなら、今ですよ」
シルヴィア「……お前はずるいやつだな。わたしがなんと答えるかなんてわかっているだろう」
リューン「許してくださいとは言いません。わたしは、シルヴィアさんがわたしをずっと恨んでくれると信じていますよ」
リューン「だからまた会えますよね?」
シルヴィア「不器用なやつだな(苦笑)」
シルヴィア「……わかったわかった。【またな】だ」
リューン「ええ、【いってらっしゃい】!」

彼女は、ホワイトと共に過去を清算する旅へ。

そしてキャンペーン最後のシーンです。

リューン「じゃあ、わたしたちもドゥルー村に戻りましょうか」
ティス「ええ、なんだかすごい久しぶりに思えるわね」
ジーク「いいか2人とも、村で俺のことは【ジーク】って呼んでくれよ」
ティス「はいはい、ジークね(苦笑)」
リューン「そうですね。トーマス」
ジーク「ぐは(吐血のふり)。違う! 俺は凍てつく冬の牙! ジークウインターファング!」
リューン「はいはい、そういうことにしておきましょう」

世界を救った英雄3人は、故郷の旅路へ……。

フランベルキャンペーンこれにておしまい!!
考察の前に、またフィロスが我儘言って皆さんに一言ずつ感想もらいました。

リューン→フィロス:
ずっと前からやりたかった「封印したスキルをかっこよく使う」ができて楽しかった。本当に楽しかった!
(TSさん:カタストロフ使えばよかったのに。そしたらリューンラスボスにしてもう1話できたのに)
まじでかー。それはそれで楽しそうだけど、いやいや、これでいいでしょ(笑)。

コタロー→ムクさん:
いやー、かなり自由にやらせてもらいました。
(TSさん:伝承武器強すぎでしょ。バランス調整しろよGM(笑))
(フィロス:ごめんなさい。超上級でこんな化けるとは(笑))
《チートマジック》が使えるようになってから「移動させる」効果が化けましたね。
中二病台詞もぽんぽん言えて気持ちよかったです。

ティス→青海さん
いやーよかった。
5年ぶり? 間はすごく空いたんだけど、あんまり感じないっていうか、前やってたときよりギルマスっぽくできたのかなって思う。
正直最初はジークを殺るしかないのかなって思ってたから、悩みつつ役割もあるっていうロールプレイができてよかったと思う。
本当に、うまく、きれいに落ち着いてよかったです。

シルヴィア→kouさん
斬らずに済んでよかったね?
(フィロス:だよねー)
乗っ取られたら斬って、タイミングよく雨が降るシーンとか想像してたんだけど(笑)。
墓に誰かわからない花が添えてあるとかそういうシーンとか(笑)。
一つだけ残念なことは《刹那の返し》が活きなかった……。
(TSさん:そこはごめんねー)
まあでもあれはただのキャラ付けだったので、ソウルバスターとかも打てて十分満足です!

GM→TSさん
お疲れ様でしたー。
エンディングはPLに任せられるから、最終話は楽でいいね(笑)。
どうよ、フィロスさん、リューンラスボスでもう1話行こうよ(笑)。
(フィロス:最後まで《ディバインフォース》使うか悩んだけどね。TSさんが光の〜〜とかトス上げてくれて嬉しかったよ)
あの使い方はかっこよかったですね。
コタローは、慣れない仲間にうまく馴染んでくれてありがとうございました。
ティスも、リーダーとしてお疲れ様でした。まとまったのはティスのおかげだと思います。
シルヴィアも、復讐からぱっと切り替えて、最後2人の協力プレイでとどめになるとは思ってなかった。
きれいだったね。
本当にお疲れ様でした。

◆反省と考察
ロール:5点
ゲーム:5点
ストーリー:5点
ボーナス:5点

ロールもゲームも申し分ない!!
むしろ満点以上!!
ストーリーは、いくつもバッドエンドが想定される中で本当に幸せな、理想的なエンディングにたどり着けたし、途中の展開も本当にカッコよかったし、満点。
ボーナス自体はキャンペーン無事終了とか、ブレアスやばいとかあるけど、そんなに特別なことは何もない。
ロールとゲームのオーバー分だけでボーナスも満点になるという理想的な感じ。

◯良かった点
・キャンペーン無事終了!!
・本当に、本当にかっこいいロールプレイ。
・プレイヤーのみんなが本当にゲームを楽しんでいた気がする。

◯悪かった点
・全員揃ってキャンペーンを終えられなかったこと。

個別解説。

・キャンペーン無事終了!!
言うまでもないけどやはりこれはいれとかないと。
本当にみなさんありがとうございました。

・本当に、本当にかっこいいロールプレイ。
シルヴィアさんとリューンはもちろん。
ティスのギルドマスターとしての覚悟とか、コタローの中二ロール。
このキャンペーンは本当にかっこいいロールプレイがたくさんあった。

・プレイヤーのみんなが本当にゲームを楽しんでいた気がする。
今回は、前回のセッションからかなり密に連絡をし続けた。
最終回前でフィロス自身のテンションが高かったのも事実だが、キャンペーンが中断してしまったときのように連絡が途切れてしまうのが怖かったのもある。
フィロスのそんな思惑を知ってか知らずか、みんな律儀にレスを返してくれた。
WEBキャラクターシートの更新や集合時間、今回予告……。
色んな連絡と一緒に、最終回のロールプレイの相談……というよりもネタ的な妄想の披露……も盛んに行われていて楽しかった。

・全員揃ってキャンペーンを終えられなかったこと。
今回の最終回自体はほとんど悪い点はない。
きちんと「終わる」ことができたので、このキャンペーンは他人に自慢できる素晴らしいキャンペーンだったと言える
こういうセッションを繰り返していきたいと思う。

でも、このキャンペーンは途中で中断し、PLを交代することで再開できたという事実を忘れてはいけない。
本当なら、最初のPLで最後まで遊びたかったし、今後フィロスがやるキャンペーンではきちんと最後まで同じPLで遊べるように気をつけていきたいと思う。




というわけで、ちょっとしんみりしちゃいましたが、本当に素晴らしい最終回でした。
ネームドモンスターを倒すってのは、TRPGにしては珍しい「他の卓と共有できる話題」ともいえるので、いい経験になりました。
GMが珍しく戦闘前から「倒せるかなあ」って弱気だったのが印象的でした(笑)。
そういう意味でもちゃんと終われてよかった。
PLのムクさん、kouさん、青海さん、ありがとうございました。
そしてGMのTSさん、本当にありがとうございました。
またこんな楽しいセッションをしましょう!!

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