mixiユーザー(id:168768)

2017年03月26日07:37

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人類の決戦その1

【TRPG感想】
先日はTSさんがGMのアリアンロッド2E(注1)でした。

フランベルキャンペーンもついに最終回。

暗闇の中で燃え盛る松明。
目的を探すための篝火。
最初に名付けた「フランベル」というギルド名は、そのままキャンペーンタイトルになったほどぴったりでした。

かっこいいロールプレイ、ギリギリのバトル、そして紡がれる素晴らしいストーリー。
どれをとっても一級品の最高の最終回でした。

◆キャラクター紹介
■名前(PL名):ティスケッタ・ドゥルーマン(青海)
性別/年齢/種族:女/80(外見20歳)/エルダナーン
クラス:ランペイジ/アルケミスト/バンガード
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://www13.atpages.jp/phirosu/chara.php?id=663

パワーは《嵐の王》と《時の支配者》を取得。
紆余曲折したティスでしたが、最終的には立派なナイフ使いに。
バンガードから《リデュース》とかも取得して、すごい冒険者らしい、いろんな事態に戦える存在になりました。
遺跡探索を生業とするドゥルーマン家の跡継ぎっぽいよね。

アルケミスト成分も忘れず、最終戦闘ではポーションピッチも活躍。
相変わらず固定値の高い《ナイフパリィ》といい、八面六臂の大活躍でした。

ロール的特徴:
でもやっぱりティスといえばロールプレイ。
ギルドマスターとして、フランベルをまとめられたのはティスしかいなかったと思います。
最終決戦前にホワイトから託された選択肢に対して、いざとなったら、という判断はティスならでは。
実はシルヴィアさんよりもティスの方が優しいけれど、現実的なのかもしれないですね。

その他:
お疲れ様でした。
なんだかんだフィロスと結構長いキャンペーンやってくれてるので段々阿吽の呼吸っぽくなってきて嬉しい限りです。
これからも楽しいセッションをしていきましょう!

■名前(PL名):シルヴィア・シーカー(kou)
性別/年齢/種族:女/?(外見15歳)/エルダナーン
クラス:ドレッドノート/サムライ/センセイ
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://www13.atpages.jp/phirosu/chara.php?id=664

そろそろダメコンに必要ということで《守護者降臨》。
あとは「キャラクター的にやっぱりないと」という理由で《刹那の返し》と《ディフェンスライン》を取得。
やはり最後はブレアス(注2)だから《刹那の返し》と《ディフェンスライン》は活きなかったね!(笑)。

でもそれを補って余るほどの《守護者降臨》の活躍具合。
《カバーリング》と《守護者降臨》で、連続攻撃もカバーしきれるのがかなり大事でした。

もちろん、パーティ1のダメージディーラーなのは言うまでもないでしょう。

ロール的特徴:
本当に最後までかっこいいシルヴィアさんでした。
今感想書きながら思い出してもにやにやする(笑)。

強者のロールプレイを崩さないブレアスと、負けロールから何度も立ち上がるシルヴィアさんが見てて面白かったです。
あとは、最後のリューンとの会話ね。
フィロスはもうあのシーンだけでいつまでににやにやできそうです。

その他:
久々のキャンペーンお疲れ様でした。
kouさんの本気を見た気がします。
かなり疲れてそうだったんで、次回はもうちょっとカジュアルな感じでまた遊びましょう!(笑)

■名前(PL名):リューン・エグ(フィロス)
性別/年齢/種族:男/300?(外見35歳)/エルダナーン
クラス:ビショップ/セージ/メンター・プロフェッサー
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://www13.atpages.jp/phirosu/chara.php?id=647

パワーは《慈愛の御手》と《尊き覚醒》を取得。
鉄板のダメージ0変更と復活です。
う〜ん、リューンはガチだなぁ(苦笑)。

色々積んだおかげでプロテクションの期待値は89。
このプロテクションなしではブレアスの猛攻は耐えきれなかったと自負してます。
ダメージが本当に大きいので、ヒールも大活躍でした。

あとエネミー識別ね。
ネームドクラスになると初見殺しとしか思えない能力とかあるんで、きちんと識別して作戦を立てるのって大事だと思います。
……まあ、GMを信頼してるから半ばロールプレイなんだけどね(笑)。

ロール的特徴:
フィロスにとっては、リューンの中の闇をどう処理するか最後まで悩んだキャンペーンでした。
でも、シルヴィアさんがいて、ティスがいて、コタローがいて、ジークがいてくれたフランベルなら大丈夫と思えたので、あんな最後に。
そしてGMからの切り返し。
いやー、かっこよかった(自画自賛)。
本当にみんなトス上げありがとう!!

その他:
色々と語りたいことを語りつくすと紙幅がいくらあっても足りないのでこういうところで節約。

■名前(PL名):コタロー(ムク)
性別/年齢/種族:男/3歳ぐらい?/ベスティア(カニス)
クラス:エレメンタリスト/シーフ/メンター・センセイ
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://www13.atpages.jp/phirosu/chara.php?id=657

ついに超上級まで来たよ!(笑)
最初はGMとして見ていたキャラと、肩を並べて戦うことになるってのはなんか不思議な感じでした。

パワーは《異才》を2レベル取得してソーサラーから《ダブルキャスト》を取得。
ある意味鉄板ですね。

できることはそんなに変わらないんですが、ダブルキャスト2連発の都合4連続魔法で雑魚一掃はさすがでした。
ダークネス風遁はこれからも世界を救うね。

ロール的特徴:
リューンとは違う意味で闇をまとった存在(笑)。
場を和ませる動物キャラクター、でもシリアスなときはきっちりかっこいい台詞も入れる。
でもやっぱり突っ込み待ちな中二病キャラでした。
ジークのいなくなった中二枠を補ったと大好評でしたね。

その他:
途中参加なはずなのに驚異の馴染み具合でした。
おかげで最高の最終回でした。
ありがとうございました。

◆粗筋
■前回までの粗筋
記憶を失い、謎のペンダントを頼りに生きるリューン。
リューンを保護したドゥルーマン家のティス。
ティスやリューンと同じ村生まれの一般人ジーク。

3人は、盗まれたティスの発明品を取り返すために田舎を出てグランフェルデンへ。
そこで、故郷の村を焼いた仇を追う剣士シルヴィアと合流。
ギルド「フランベル」を結成。

依頼をこなすうちに見え隠れする謎の組織「EG」。
ペンダントに集まっていく「種族の力」。
そして明らかになる「EG=エルダ・ジェネシス」の計画。
全ては人類を「エルダ」に変化させるための実験だった。

そのために生み出されたリューン。
シルヴィアの村はリューンの暴走により、滅ぼされたのだった。
2人のわだかまりも解けぬまま、EGの幹部、老エルダは4人の目の前で魔族によって惨殺。

全人類をエルダ化する計画を乗っ取って、魔王ブレアスが全人類を妖魔化する計画を立てていたのだ。
謎のペンダントは特徴のない一般人であるジークに、種族に力を集めて共鳴させる触媒だった。
ブレアスは集まった力を使って世界中の人類を妖魔化させようと瘴気を放つ。

近づくだけで妖魔化してしまう瘴気に包まれたブレアスキャッスルを攻略するため、4人は神喚者になるべく試練に挑む。
ジークだけは、種族の力を使いこなすために別試練となった。
そこでジークの穴を塞ぐために合流したのがコタロー。
七曜の武具と呼ばれる伝承武具を持つシノビ犬だ。

ティス、シルヴィア、リューン、コタローは神の試練を突破。
瘴気に負けない心を持った神喚者となった。

グランフェルデンに戻ろうとしたとき、敵幹部が登場。
敵幹部は倒すが、ジークがブレアスに攫われてしまう。

ジークがいれば計画が加速するのは必然。
世界を包む瘴気を払うためにも、フランベル一行は、無限の砂漠のブレアスキャッスルに挑む!

■オープニング
とはいえまずは装備の購入と前回の傷の回復。
ジークとホワイトさんが訓練していたというグランフェルデンの神殿は酷い有様でした。
そんな状態で戦いに出る前を、それぞれ個別シーンで演出。

最初はコタローから。
ホワイトさん曰く「ここでジークを攫うということは、ジークがいなければ計画は失敗するということ」。
「つまり、ブレアスを倒せなくても、ジークを殺せば今回の瘴気は払うことができる」。
「いざというときは、コタローがその役目をやってほしい」とのこと。

コタロー「へ、あんたがそんな難しい顔をしてるから何かと思ったらそんなことかよ」
コタロー「あいつらとの付き合いは短いけど俺っちにはわかるぜ」
コタロー「あいつらは、そんな未来は選ばないってな」
コタロー「でもまあ、請け負ってやるよ。指令を受けるのがシノビだからなっ」

そしてティス。
ホワイトは、ジーク襲撃現場に残されていた「EG」のペンダントをティスに渡します。

ホワイト「これに、種族の力をもう一度移せば、今回の計画は止まるはずだ」
ホワイト「そしてもう一つ解決方法がある……君とコタローには伝えておこう」
ティス「やっぱり、そうなのね……いざとなったら……」

世界と仲間を天秤にかけられる、冷静なティスです。

そしてシルヴィア。
ホワイト「……」
シルヴィア「ホワイト、あなたには損な役回りばかりさせてしまってすまない」
ホワイト「……お見通しか。さすがクロードを倒しただけある」

この辺り、kouさんの確定ロールにGMがうまく切り返してます。
信頼関係がない人はやっちゃだめだよ!(笑)

シルヴィア「最初は、ただ仇を追っていただけだった。それがいつのまにか……」
シルヴィア「彼らの存在がわたしの中で大きくなっていた」
シルヴィア「そして気づいた。わたしは、仇を追っていたんじゃない」
シルヴィア「あの村が焼かれたとき、生き残ってしまった自分を恨んでいたんだ」
シルヴィア「魔王ブレアスの城、世界をかけた戦い、死に場所としてふさわしいとは思わないか」
ホワイト「お前は、死ぬために戦いに行くのか?」

ホワイトの問いに意味深な笑みだけを返すシルヴィア。
この辺り《守護者降臨》を取得した成長と相まって色々と伏線をまこうとしてますね!

最後にリューン。
実はセッション開始前にGMとこんな会話がありました。

リューン「GM、結局《カタストロフ》(注3)って今9回使ってるんだけど、最後何回使っていいの?」
GM「あ、それオープニングでお伝えしますんで、楽しみに待っててください」
リューン「冗談で聞いたら、本当にシナリオギミックなのかよ!(笑)」

そして、聖堂で祈りをささげるリューンのところへホワイトが。

ホワイト「ちょっといいか。君の中の闇について」
ホワイト「神喚者となった君は以前よりもその力を使いこなせるだろう」
ホワイト「だが、ブレアスキャッスルの瘴気の濃さは尋常ではない」
ホワイト「使えて1回。それ以上その力を使うと、君がどうなるかはわからない」
リューン「1回……確かに、この力はとても強力です」
リューン「でも、わたしはこの力を使わずにジークを救いますよ」
リューン「わたしには、心強い仲間がいますから」

表面上はさらっと流してますが、裏ではPLが「でも《カタストロフ》強いんだよなー」とか呟いてます(笑)。
あと、シルヴィアさんが意味深なシーンだったので、あえてリューンはストレートにしたってのもあります。
逆に表面的にきれいに見えるからこそ、潜む闇が深いことが際立ったリしますしね。

■ミドル
さて、それぞれの準備も終わり、いよいよミドルフェイズ。
まずは瘴気に包まれたブレアスキャッスルに接近するためのFS判定です。

単純に道を迷わせる幻や、妖魔の軍団を突破し、瘴気を拡散させまいとする結界を修復したりして、結構すんなりとFS判定は終わりました。
城の入口には妙なキャラクターの門番たち(注4)がいましたがそれも一蹴。

……そしてここからがGMの本気でした(笑)。

城へと侵入する一行。
感知判定に成功した2人が隠し扉を見つけた先にいたのは……。

囚われのジーク「……たす、けて」
ネオザーボ「くっくっく、ついにここまで来たかお前たち」
ティス「あ、あなたは……ザーボ?!」
リューン「またお前かよーーー!!!(一同爆笑)」

そう、ザーボといえば、EGの中に潜り込んでいた魔族で、リューンを生み出した666計画の主。
いわばリューンの生みの親ともいえる存在です。
そのため、キャンペーン中ボスとして何度も立ちふさがり、一度倒してもメタルザーボとして復活した過去がありました。
そして今回、二度目の復活です。

ネオザーボ「わしは、過去のザーボの細胞から作られたクローン。過去の失敗と戦闘経験を糧に強化されている! いわばネオザーボ!」
シルヴィア「……どうしてだろう。すごく弱そうだ」
コタロー「再生怪人は弱い法則なんだぜ」
リューン「このあふれる小物臭……」
ティス「と、とにかくまずはジークを助けないと!」

そんな話をしつつも、クライマックスではないシーンでジークがいるか?とメタ思考で半信半疑のPLたち。
とにかく戦闘が始まります。
先手をとってジークにエンゲージするティス。

ティス「(疑いつつも)ジーク! 起きて!」
偽ジーク「ふふふ、やっぱりお姉ちゃん達甘いんだから!」

案の定偽物でした。
それ自体は「まあなー」という感じでしたが、その正体が驚き。

偽ジーク「じゃーん! わたしだよ! ネオローズ!」
シルヴィア「お前は、ニック!(笑)」
偽ジーク「ローズだよ!」
PL一同「お前まで復活したのかー?!」

そう、かつてニックという少年のふりをしてジークに近寄り、その死を演出してジークを凹ませ喜ぶという変身魔族。
それがローズです。
怒りのジークによって倒されたはずでしたが、ネオザーボ同様に復活したのでした。
そして奇襲攻撃を切り札を切りつつなんとかしのぐティス。

ネオローズ「やっぱりおじいちゃんのやり方じゃぬるいって、わたしが協力してあげるよ」
ネオザーボ「ふん、小娘の協力などいらん!」
リューン「くっそ、こいつらロールプレイは弱っちいけど、ダメージは半端ない」
ティス「油断できないわね」
コタロー「再生怪人のくせに」

……長くなるので割愛しますが、正直フェイトを少し使ったほどの激戦でした。
シーン回数制限スキルは全て使ったんじゃないかなぁ。
ネオザーボの魔法攻撃がとにかく強くてきつかった印象。

相変わらずローズは顔を変えて演出したり、ザーボがリューンを煽ったりしましたが、紙幅の関係で割愛。
音源からリプレイ起こし誰かしてくれないかなぁ(苦笑)。

■クライマックス
そして、いよいよブレアスの玉座へ。
配下の兵士たちがずらりと並び、ブレアスは堂々と玉座に腰かけています。
そして、その脇には、磔になっているジークが。

ブレアス「ようこそ。フランベルの諸君」
リューン「ジーク! 助けに来ましたよ!」
ブレアス「今彼は気を失っている。こそこそ嗅ぎまわっていたようだから教えてあげよう」
ブレアス「彼を殺せば、わたしの計画は頓挫する」
ブレアス「だが、君たちはそれをしない。友情や愛情と理由をつけて、最も効果的な手段をとらない。それが人なのだろう」
ティス「……何がしたいのっ」
ブレアス「君たちを見たいのだよ。だから、彼をここに置いた」
ティス「そうね。でも、あなたが思っているほど人は単純じゃないかもしれないわよ」
ブレアス「ふむ、興味深い。お前はいい妖魔になりそうだ(笑)」
ブレアス「だが、お前たちには彼の目の前で全滅し、彼を絶望の中で妖魔化し、人類全てを妖魔化してもらう。それがわたしの計画だ」

ということで戦闘開始!

そもそも魔王ブレアスがいるのに、戦士型兵士2体と魔法型兵士2体という大盤振る舞い。
とりあえずリューンがエネミー識別した段階でGMがぺらっと紙を渡してきます。

GM「ブレアスのスキル多すぎて説明大変なので、まとめておきました」
リューン「お、サンキュー。な! なんだGM、この「リューン専用」とかいうセットアップスキルは?!」
GM「書いてあるまんまですよ。セットアップに、リューンに《カタストロフ》を使わせるスキルです」
リューン「前のザーボみたいに味方とかジークを攻撃させるの?」
GM「いいえ、対象はきちんとブレアスでいいですよ。ただ《カタストロフ》の使用回数は増えますから」
GM「よかったですね。セットアップに行動消費せずに《カタストロフ》打てますよ(にやり)」
リューン「確かにかなり強力だけど、残り1回しかないのに……」

さらに取り巻き達のデータも公開。
特に魔法兵士がやばいと判明。

コタロー「ふふふ、ここはオイラの出番だな!」
GM「でも、ブレアスのスキルの効果で、このラウンドだけは行動順が【下から】になってますよ?」
リューン「ええ、だからこそ普段は一番遅いわたしが先手をとれる! 《エンカレッジ》です!」
ティス「このラウンドで一気に決めないとだよね。《限界突破》も承認!」

自らの死すら厭わないコタローの《ブロウアップ》+《ラストアクション》による《ダブルキャスト》2連発!

GM「な……、雑魚が一掃……」
PL一同「よっしゃーー!!」
GM「行動順を逆にすれば、先に行動できると思っていたのに……、前回行動できなかったから今回こそって」
リューン「ふふふ、わたしの行動値の遅さを読み誤りましたね(ドヤ)」
シルヴィア「残るはブレアスだけだ!」
ブレアス「ふむ、取り巻きが死んだか。まあいい。来るがよい」

1人になっても強者ロールをやめないブレアス。
戦闘後のGM曰く「こいつはHPが一定以下になったら解放される能力とかないので、ずっと同じペースかなーって思ったんです」とのこと。
なるほどね。スキル構成からそういうロールプレイも想像できるんだなぁ。

閑話休題。
とにかくブレアスに手番をさせるまいと、割り込みを駆使して先手をとってダメージを叩き込むフランベル。
識別によってそこまでダメージ減少スキルがないことがわかっていたので、先手必勝の作戦です。
しかしそれでも、ブレアスの手番は回ってきます。

ブレアス「さて、今度は余の番だ」
リューン「来るっ。《パトロナイズ》! フェイトもつっこんで(ころころ)クリティカル!」
ブレアス「それは《二ゲイト》だ」
シルヴィア「リューン殿!」
リューン「いいんです! これは計算の内。彼の3回ある《二ゲイト》を使い切らせなければっ」
リューン「それよりもダメージが問題ですが……」

魔王ブレアスの達成値は60近くになり、回避はぶっちゃけ不可能(苦笑)。
ダメージは、そのままなら200点近くです。
ただPCたちはみな無傷だったのと、ティスの《リデュース》(注5)によってダメージを減少させて凌ぎます。

ブレアス「《連続魔法》。では、2つ目だ」
ティス「今度はわたしが! 《ストップトラップ》! あ、フェイトが」
リューン「【運命変換】です!」
ティス「わたしの運命は【束縛】だから、それに従ったり、抗ったりするロールプレイすればいんだよね」
ティス「……わたしは、みんなのギルドマスターで、この世界の運命を背負う神喚者なんだからっ、絶対止める!」
ティス「どうでしょう? 役割に束縛されているというロールプレイで?」
GM「OKです。フェイト1点回復してください」
ティス「それを入れて(ころころ)クリティカル!」
ブレアス「……《二ゲイト》だ」
リューン「2回目! この調子です!」
ブレアス「この程度で大勢は変わらん」
ティス「でも、あなたの力を削っていくことはできるっ!」

シルヴィア「次はわたしの番です! 《リフレクション》+《ディフレクション》(ころころ)クリティカル!」
ブレアス「ほう、面白いことをする。ただ《二ゲイト》だ」
シルヴィア「な?! わたしの切り返しができない?!(負けロールに周囲爆笑)」
ブレアス「魔王の攻撃を避けるなど、できるわけがないだろう」
リューン「でもこれでやっと回避でクリティカルできるようになりました!」

コタロー「俺を忘れてもらっちゃ困るぜ! 《ウインドバリア》もいれて回避する(ころころ)……ふりなおしっ(ころころ)クリティカル!」
ティス「《シャドウハイド》をフェイトいれて(ころころ)《アクロバットドッジ》も使って(ころころ)クリティカル!」
ブレアス「……ハエが逃げたか」

リューンは当然回避できません。
しかし、そこはシルヴィアさんがカバーに入ってくれます。
シルヴィア「リューン殿危ない!」
ブレアス「仇をかばうか、面白いことをする」
シルヴィア「最初は復讐のためだった。……でも、今は違う!」
シルヴィア「彼らと一緒なら、なんだって、できる!(と言いながら戦闘不能)」
ティス「シルヴィアさん! まだですわよ! と《シャドウハイド》で得たメジャーアクションで蘇生薬を《ポーションピッチ》!」
シルヴィア「ふふふ、どうだ。わたしたちは1人も倒れていないぞ!」
ティス「逃がしたハエが一矢報いましたわね?(一同爆笑)」
ブレアス「なんと愚かな。自分から苦しむ時間を延ばすとは……」
シルヴィア「GM、【復讐】という運命に抗ったのでフェイト1点回復しても?」
GM「いいですよー」

この後ティスが《レイザーストーム》+《嵐の王》でブレアスを削る。
リューンが《クイックヒール》+《オールヒール》でHPを回復。
その後リューンが《ジョイフルジョイフル》でシルヴィアを再度行動させる。
シルヴィアが《ボルテクス》も積み込んで十八番の《クロススラッシュ》!
ここまできて、やっと全員行動済み。
この時点ですでにクライマックス戦闘開始から2時間(笑)。
ブレアスが《二回行動》を宣言しますがそれはティスが《インタラプト》。
フランベルは《再行動》を宣言しますが、そこに対してブレアスが《連携瓦解》をかけてきます。

ブレアス「このギルドには闇を抱くものが何人もいるのだろう。そんなギルドに待つ未来は絶望だけだ。連携などできるわけがない」

しかし、識別の時点からこの展開は読んでいました!

ティス「闇を持ってない人なんていないわ! 《時の支配者》! みんな、あんなやつの言葉には耳を貸さないで!」
シルヴィア「さすがギルドマスター。いいことを言う」
リューン「そうです。わたしの闇だけが特別なわけではない!」
コタロー「誰だって、闇を持っているんだぜ(一同爆笑)」

ということで二巡目開始です。
二巡目はブレアスの行動がないので、比較的気楽に。
足りないMPを《祝福》で回復したりしつつ、ブレアスのHPを削ります。
そしてクリンナップ。

コタロー「あいつ、まだぴんぴんしてるぜ」
リューン「いえ、きちんとダメージは通っています」
シルヴィア「HPいくつあるんだ……」
リューン「4000以上は間違いないですが、多分5000はないはず。すでに3000は与えています」
リューン「次のラウンドで《ボルテクス》《リゼントメント》で1000は超えて、相手の《二回行動》の前に終わらせられなければ……クリンナップで《カタストロフ》しかないかもしれません」
ティス「でもそれって11回目……」
リューン「ええ、何が起こるかわからないです」


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