「あら、いいじゃない( ^ω^ )」
「僕としてはいいんですが、そういう死に方って、実はどうなのかなと思っていたわけです。
そうしたら、それはいちばんいいんですって、看取り士というのは、寝かせた相手に寄り添うのではなく、抱き抱えて看取るそうです。
なぜなら、
目をしっかり見つめることが大切なので。しかし、看取り士の多くは女性で、非力で相手の体が重いのでひざを入れます。
そうすると、自然にひざ枕になるそうです。だから、ひざ枕で抱えられながら看取られるのが理想。
その姿勢だと、エクトプラズムも自然に顔のところにくるからつながりやすいと。
「よかったですね」
「はい、安心しました。それで、柴田さんはその前日も50人めを看取られたということでしたが、そのとき、また初めて
の体験をされたそうです。
いつものように抱き抱えて目を見つめていると、だんだん目が穏やかになって、息がゆっくりになってくる。
間もなくお亡くなりになると思って、
ジ−ッと目を合わせていると、亡くなる人と彼女の間の空間な、
小さな愛
という文字が無数に
見えたそうです。漢字ですよ。漢字の『愛』という字が無数に・・・・・」
「すごい話」
「亡くなられるまで、ずっと目を見つめていないといけないので、空間に焦点は合っていないのですが、確かに愛という漢字だったそうです。
」
転載終了
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