■国家は呪術師によって動かされている!!
【未来を予知することで国家指導者を操る霊媒】
昨年、パク・クネ大統領をめぐり、大きなスキャンダルが韓国で巻き起こった。
今もなおメディアでは連日のように報道が加熱しつづけているが、その発端をごく簡単にいえば、
「大統領府の内部資料を友人である
チェ・スンシルに渡していたことから、文書管理に関する法律に違反した可能性が高い」ということだった。
つまり、政府とは無関係の民間人が、大統領の友人という理由だけで、国政に深く関わっていたのではないかという疑惑が浮上したのである。
■詳細は次項で紹介するが、実は
チェ・スンシルは、ただの民間人ではない。
彼女の父親は死者の霊
と会話するシャ−マンであり、
パク大統領とはその霊媒的能力によって親密な関係を築いていたからだ。
すなわち、近代国家が
霊媒の意見によって操られた可能性もあるわけだ。
ここで問題なのは、だから韓国の政治家が前近代的だとか、政治意識が低いという指摘は誤りということだ。
そもそも政治と呪術は、昔から切っても切れない深い関係にあるからである。
考えてみてほしい。政治であれ会社
経営であれ、トップ・リ−ダ−に求められるのは重大事項における最終決断である。
しかもその決断には、たくさんの人々の運命が関わっている・・・・・。
本当に自分の決断が正しいのか、それは誰にもわからない。
もしも神のみが知っているのであれば、その神の言葉を聞きたくなったとしても当然のことだろう。
【文明開化の明治国家は
占師によって築かれた!】
政治を日本では、政といった。「まつりごと」である。
国語辞典
によれば、政は「祭り事」でもあったという。古代は祭政一致が原則で、クニの指導者・主権者は神への「まつりごと」も行っていたからである。
その代表が邪馬台国の卑弥呼であり、古代の
天皇だ。
その後、政治は武家の手に渡ったが、彼らのそばにはつねに
呪術を操る者がいた。
続く→
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