「コ−ヒ−ミルからひらめき、シュ−ベルトの作曲エピソ−ド」
■オ−ストリア出身の作曲家フランツ・ぺ−タ−・シュ−ベルト(1797〜1828)
「軍隊行進曲」のような活発で明るい作風で有名ですが、よく耳にする「アヴェマリア」「セレナーデ」のほかミサ曲など、ソフトな名曲も多く残しています。
■「歌曲の
王」と呼ばれるシュ−ベルトは13歳から作曲を始めました。
天才的なひらめきによって膨大な数の
作品を残しました。
しかし、そんな彼でも
作曲に行き詰まってしまうことがありました。ある時、楽曲を完成する段階がありましたが、
何か物足りないと感じた彼は、必死にそれを見つけようと
悩みました。
ちょうどその時、友人が訪ねてきました。
彼は突然の友人の訪問に少し
不機嫌になりましたが、
「コ−ヒ−を飲んでからまた作曲しよう」と気持ちを切り替え、ひと休みすることにしました。
彼はは友人を招き入れ、コ−ヒ−豆をミルに入れて挽き始めました。
コ−ヒ−ミルから出る「グリ
グリ
」という音が響くと、彼は自分の手の動きによって一定のリズムが出ることに気づきました。
「これだ
曲調が決まったぞ
」彼はすぐに机に向かい、未完成の楽曲を一気に書き終えました。
これが後に、彼の名曲である絃楽四重奏曲第14番【死と乙女】ニ短調のメインテ−マになったと言われています。
余談ですが、「グリ
グリ
」の音が曲のどの部分にあたるのか、気になりますね
大紀元
転載
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