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2017年03月10日22:49

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カヴァデールの頃のDEEP PURPLE

るんるん…「STORMBRINGER」/DEEP PURPLE


カヴァデール時代のDEEP PURPLEは、どうも影が薄い気がする。

話題にのぼる、ということがあまりない。

DEEP PURPLEで有名なアルバムといえば「IN ROCK」、「MACHINE HEAD」、「LIVE IN JAPAN」が挙げられると思うんだけど、その3枚はどれもイアン・ギランとロジャー・グローヴァーが在籍しているいわゆる第2期のラインナップで製作されている。

だから、DEEP PURPLEといえば、この第2期のイメージがどうしても強い。

それと、カヴァデールの経歴で考えると、彼の場合、WHITESNAKEで天文学的なセールスを収める大成功を手中に入れているわけで、カヴァデールの代表曲といえば“Fool For Your Loving”や“Still The Night”あたりになってくるんじゃないだろうか。

もちろん、カヴァデール時代の「BURN」は超有名盤で、このアルバムタイトルトラックの有名なリフは誰もが一度は耳にしたことがあるだろうし、“Mistreated”はハードロックの名曲として名高いんだけど、じつはこの2曲をあのWHITESNAKEのカヴァデールがかつて歌っていた、という事実がどれほど知れ渡っているのかな?と思ったりするのである。(“Mistreated”はのちにRAINBOWでロニー・ジェイムス・ディオが歌ったバージョンの方が有名な気もするし)

僕はカヴァデールが在籍した頃のDEEP PURPLEが世に送り出した、「BURN」、「STORMBRINGER」、「COME TASTE THE BAND」の3枚が大好きである。

この3枚、非常に70年代の匂いを強く感じる。

なぜだろうと思ったのだが、これはカヴァデールとグレン・ヒューズが持ち込んだソウルフルかつファンキーな色合いが、ジョン・ロードのオルガン&ピアノサウンドと非常にマッチしていて、典型的様式美ハードロックから少し距離を置いたことも影響したのかな、なんて思ったりする。

いい意味でのスタイリッシュな音が3枚ともに溢れていて、イアン・ペイスも跳ねるようなビートを非常に気持ちよくたたき出している。

僕は個人的には「STORMBRINGER」は70年代ハードロック屈指の名盤だと思っていて、実は「IN ROCK」と同じくらい好きでよく聴いている。

アルバムタイトルトラックのカッコよさは言うに及ばず。

ファンキーなノリの曲も非常に良いし、なんといっても“The Gypsy”〜“Soldier Of Fortune”の流れは鳥肌ものの緊張感だ。

それと、トミー・ボーリンが参加した「COME TASTE THE BAND」。

このアルバムもリッチー・ブラックモアが不参加というだけで叩かれまくった悲運の名盤だと思う。

冒頭の“Comin' Home”の疾走感やドラマティックな“Drifter”のカッコよさをまずは感じてほしいし、“Love Child”のリフを聴けばトミー・ボーリンも非常に優れたギタリストだということが一聴瞭然だともうのだが、どうだろう?

それにしても、カヴァデールとグレン・ヒューズのハモリはカッコいい。

僕はこの2人のコンビネーションはとても好きだ。

またこの2人が一緒にやる可能性は低そうだけど、3枚のアルバムを残してくれただけでも感謝なんじゃないかなと思う。



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