先日、こんな作品を某リサイクルショップで見かけました。
寺沢大介さんの作品『ミスター味っ子 幕末編』(朝日新聞出版)
タイトルからもわかるように
『ミスター味っ子』の続編です。
『ミスター味っ子II』ではおとなになった味吉陽一と
その息子の陽太との話でしたが、
今回は『ミスター味っ子』の最終回で
味皇こと村田源二郎に勝利したところから話が始まり、
その夜に陽一が疲れて寝てしまい、
不思議な夢を見てしまうんです。
その夢は幕末時代で
そこで料理を作るのですが、
幕末時代には現代で使っていた
調味料や食材がそろわずに
思った味が出せないといった展開になるのですけど、
持ち前の料理センスでその時代ならではの食材を使い、
新たに料理を作ってしまうんです。
・・・といった感じで話は進むのですが、
料理を作り話が丸く収まると目を覚まし現代に戻り、
また眠る(いねむりなども可)と
幕末へとタイムスリップするといった話になっています。
『ミスター味っ子』でのライバルであった
堺一馬も同じ夢の中に登場したりと、
なんでもありになりつつあります。
(まぁ、夢なんだから何でもありなんですけどね^^;)
『ミスター味っ子』ということで、
食べた人のリアクションは相変わらずなのですけど、
昔のような突拍子な料理はほとんどなく、
『ミスター味っ子II』と同じように
ちゃんとした料理になっているので、
初代の『ミスター味っ子』が好きには物足りないかも・・・
また、絵も初代とはちがって『ミスター味っ子II』のような感じになり、
時間軸では『ミスター味っ子』の直後の設定ですが、
絵の質は変わっているのでこちらも残念かも・・・
(まぁ、絵のタッチに関してはしかたないんでしょうけど・・・)
ただ、グルメ漫画としては楽しめる作品になっているので、
今回も完結するまで読むつもりでいます。
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