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怠け者のナイジェリア人気質が出た?
■楽天・梨田監督にオコエ激怒事件の真相を直撃!
(THE PAGE - 02月10日 06:42)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=4425353
楽天のオコエ瑠偉外野手(19)が9日、都内の病院で損傷していた右手薬指付け根関節の靱帯縫合手術を行った。競技復帰まで、3、4か月が必要という見通し。オコエはキャンプイン直前に胃腸炎を起こし、2月1日には、あまりにその動きが悪かったため、温厚な梨田監督が激怒。あげくのはてには、翌日に右手薬指痛を訴え、都内に移動して精密検査を受けた結果、手術が決定した。3日からは2軍落ちとなったが、怒った指揮官の真意を知りたくて、寒気団が襲って気温がグンと下がった久米島キャンプを訪れた。
――温厚な梨田監督が怒ったなんて初めて聞きました。オコエを叱ったのは本気でしたか?
「もちろん。オフにトレーニングをして、体を大きくしたそうだが、それにしてもでぶっとして、まったく動けていないんだから。オフの間に何もやってきていないのがわかった。昨年から手が痛いことを自分自身でわかっていたはずなのに、ナイジェリアに行ったり、ハワイに行ったり……遊んでいる時間があれば、ちゃんと治療しておかないと。あまりにプロとしての自覚に欠けている。自己管理ができていないというか、野球をなめている」
――去年、我慢しながら使った若手の成長が今年は楽しみ。その一人がオコエだったのでは?
「確かに野手で言えば、茂木、島内らの若手が、昨年の経験をどう上積みしてくるかは、楽しみにしているが、オコエに関しては、プラスアルファで戦力として出てくればいいなあというくらいにしか考えていなかった。ハナから信用はしていなかった(笑)」
――もうオコエの話題を出すことを嫌っているとも伝え聞きました。
「ここ(1軍)にいない選手の話題が先行してもね。もう2軍で手術をして出直すという時点で、オコエの話題はいいですよ。もっとマスコミの皆さんに取り上げてほしい選手がたくさんいるのに、いつまでもオコエ、オコエじゃねえ。士気にもかかわる。監督としても、そのあたりはお願いしたい点」
――すみません。その話題をぶり返してしまって。でも、今回のお灸でオコエも変わってくれれば? 大きく勘違いしないうちに知って良かったのでは?
「そうなんだけどね。本人がどこまで真剣に自覚するか。もともと自由奔放というか、そういう性格だから、本質はなかなか変わらないかもしれないけどね(笑)。手術をして復帰まで時間がかかるらしいので、2軍で結果を出して這い上がってくるしかない」
梨田監督は、内心、忸怩たる思いで、オコエを突き放した。
実は、1年目を終えた選手のオフの管理については、どのチームも頭を悩ませている。ドラフト後は合同自主トレを行い、キャンプインに必要な体力を作ることを球団が調節指導できるが、1年目のオフからは、選手会とのポストシーズンの取り決めで、球団は、直接指導、管理をすることはできない。
チームによっては、オフの自己管理のガイドラインを選手に渡すなど、ルールの範囲内でオフのトレーニング指針を伝えているが、直接のチェックはできないため、あくまでも本人任せとなる。
「考えている選手」は、先輩の自主トレに志願して参加させてもらったり、逆に他球団も含めた先輩から声をかけてもらったりして、オフの準備を学び覚えていくものだが、そういう積極的な働きかけをしない選手はオフをどう過ごせばわからないまま、結果的に準備ができずキャンプインを迎え、伸び悩んでしまうのだ。2年目のジンクスといわれる失敗の一端は、こういうところにある。
オコエはダルビッシュ有の合同トレに参加するなどしたようだが、2か月の長いオフをすべて一緒に過ごしたわけでなく、結果的に自己管理と準備が不足のまま、キャンプインを迎えてしまった。
オコエは今回の失敗に、「野球に対する姿勢ももう一回見つめ直したい」と何度も反省の弁を口にしている。本来は、頭のいいプレーヤーである。そのポテンシャルの高さは、改めて説明するまでもないだろう。温厚な梨田監督の怒りを、メッセージとして本気で受け取り、初心から出直しすることに期待したい。
(文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)
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