疲労しているのだが、なんとなく書きたくなってキーを叩きはじめた。
この2週間忙しかった。
「忙しい時は重なる」というが正にそうだ。
それでも読書は好きで、
さっき積読していた「名言集」をパラパラ見た。
ただこの名言集の類も、「あっちでみた、こっちでみた」という重複があり、
そうすると、350ページあるうち新しく出会う言葉は数ページかもしれない。
***
それでも言葉（名言）はいい。
はじめて知った言葉
� 嵜祐屬凌瓦留�底へ光を送ること---これが芸術家の使命である。」（シューマン）
�◆屬△譴砲覆蹐Α△海譴棒�ろうと
焦るより、
富士のように、黙って、
自分を動かないものに作り上げろ。
世間へ媚びずに、
世間から仰がれるようになれば、、
自然と自分の値打ちは、
世の人が決めてくれる。」（吉川英治）
�，離轡紂璽泪鵑慮斥佞鮓�た時、いくつものことが連想されたが、
僕は小津安二郎の『長屋紳士録』という映画を思い出した。
僕は映画マニアでないし、かぎられているが、これはビデオでなく池袋のオールナイトで見た。
この映画を見た時、人間の中にある「善や美しいもの」を引き出すのが芸術家なのだ、と思った。
小津は終戦直後のみにくさの中から人間の中にある尊いものを引き出している、この一点のみを僕は記憶している。
筋もあやふやにしか覚えていない、がそのことは強烈に覚えている。
映画を見た時、飯田蝶子というおばさんが、人間的に大変立派な人に見えたのである。
それは小津という監督の偉さだ。
繰り返しみた『浮き草』は、「光を送る」とは違う印象。
（作品としてどちらが上か下かは別におく）
***
シューマンの作品はどうだろう。
シンフォニー、1番、2番、4番は好きだ。
4番ではスクロバチェフスキーの名人芸が忘れられない。
（他界したときいた。ショックだが、年齢を考えると大往生だ。）
あとは、歌曲が多数。
でも「心の奥底に光を送ること」というイメージとはちょっと違う気がする。
「光を送る」というなら、魔笛のモーツァルトやベートーヴェン、それからショスタコーヴィチの一部の作品にもそれを感じる。
ベートーヴェンのピアノソナタは本当に素晴らしい。（4番コンチェルトも）
肉声を聴くようだ。
ブラームスの間奏曲も最近（アファナシェフ）よく聴く。
でもそれは光ではなく、---かすかに表れる光はあっても---諦観、憧れ、過去を振り返るムードが強い。
と書いたが、あの曲も聴く人にとっては、ある種の救いや光を感じさせるものかもしれない。
「憧れること」そのことが、ある人にとっての希望、光になることが人間にはあるからだ。
（脱線するけど、「片思い」なんていうのもそのクチで、片思いだけで、なんだか明日学校に行くのが楽しいとか。(笑)）
（んー、ブラームスの例は適切ではなかった気がしてきた。汗）
そうすると、「ある作品が光をあてる、」というのは、きわめて主観的な話になるかもしれない。
客体あっての芸術だとすると、かなり限定された話になるかもしれない。
でもわりと光を当てやすい方向性の作家（ベートーヴェン）とそうでない作家（例えばショパン？失礼！）はいるような気はする。
こんなこと書くとショパン好きに怒鳴られそうですが、ショパンをけなしているつもりはなく、シューマンの言葉を年頭？においての言葉なのでご了承ください。
皆さん、よろしければ、賛否両論ご随意にコメントください。
�△砲弔い討呂泙晋綟�。
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