祖父母のいた家は木枠の窓とアルナ工機製サッシ！

使ったことある？古い建物あるあるの「捻締り錠」が話題に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=159&from=diary&id=4458509

つぶやきに書こうと思ったら、とても収まり切らないので日記に書きます。
昔住んでいた家も木枠の窓だったのでこれがついていましたし、今は叔父だけ住んでいる亡き祖父母の家は、改築して交換していなければ今も一部窓でこれが現役のはずです。若い人はこの施錠の仕方が分からなくて困惑しそうですね。
あと、現在の感覚では信じられない話ですが、木枠の窓の小さいトイレ窓はなんと錠がついていなかったです。トイレ窓は格子がついているから泥棒に侵入される心配は少なかったのかもしれませんが、知らない人が見たら驚きそうですね。
ちなみに祖父が見栄を張ったのかどうかは分かりませんが、聞いた話だと当時では珍しかったアルミサッシを道路に面した側にのみ使ったのだそうで、全部サッシにせず裏側の窓は木枠になっています。
しかもそのアルミサッシが、鉄道車両メーカーのアルナ工機（現・アルナ車両）製のものです。
アルナ車両になってからはほぼ路面電車専業になり、アルナ工機時代も関東だと東武と東京都交通局（都電7000形、三田線6000形、新宿線10-000形など）くらいでしか採用例がありませんが、鉄道の銘板と同じ「アルナ」のロゴが誇らしげに輝いているのが印象的でした。また、住宅建材部門は後に旧・トーヨーサッシ→トステム（現・リクシル）に売却されてしまったので、アルナのサッシ自体が非常に珍しいらしいです。
ただ、これ以上書いて悪質マニアがサッシを盗りに来たり、叔父の家の前で大宮駅ばりの罵声大会を開かれては困りますので、これ以上は書かないことにします。