ガープス妖魔夜行「マシラの鳴く森」※ほぼあらすじと雑感　ネタバレ注意　

女子オンリーでやった妖魔夜行シナリオについて、不定期キャンペーンの第三話に登場予定のNPCが出てきたりもしていたのでまとめておきます。
ミニゲーム的要素が強いシナリオだったので、もしやってみたいという方がいらっしゃれば
何かの機会に立てるかもしれません。ネタバレを見た後でも楽しめると思いますが、ストーリーの捉え方が若干変わってくるんじゃないかなぁとは思います。





〜〜〜〜〜〜〜以下　ネタバレ注意〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ガープス妖魔夜行「マシラの鳴く森」

＜導入＞
シナリオはとある森のど真ん中からスタートします。

PCの妖怪たちはそれぞれ知り合いの妖怪から連絡を受けて、山の物の怪に攫われた
人間の女性を一刻も早く助けてほしいと言われ集められました。
（この時点ではそれ以上の情報なし）
早くに駆け付けることができた者たちのうち一部が連絡役としてその場に残り、PC
たち先行組は山の中へ。
山の中へと進むうち、いつの間にか妖怪のテリトリー（隠れ里）に入り込んでいた
ようで、辿ってきたはずの道もなくなり森の真ん中で立ち尽くすこととなったのでした。

＜今回のPC紹介＞
デュラハンのトニーさん　（ＰＬはRe:9さん)
山姥のおりょうさん　　　（ＰＬは沢渡さん）
鷲駿（ぐわい）さん　　　（ＰＬはカドマドカさん）
※鷲駿（ぐわい）は巨大な鷲のような妖怪
雀丸さん　　　　　　　　（PLはFUMIさん）
※新潟県内に実在する日本刀の付喪神（分霊）

・・・・・・・。
GM、今回１６体のPC用キャラクターデータを用意して挑んだのですが
ま　さ　か　の　脳　筋　パ　−　テ　ィ　−　。

おかしいな・・・魅了系の妖怪とかいっぱい混ぜといたんだけどな・・・。
物理で殴ってく人ばっかりじゃないですかヤダー・・・。
（注）どんな妖怪の組み合わせでもクリアはできるシナリオです
　　　（選べるクリア方法が変わりはしますが）

しかも女好きなデュラハンさんは（パーティー内に好みの女性がいなかったことも
あって）攫われた女性に手を出す気満々。
山姥のおりょうさんは若い人間の娘に（人肉的な意味で）興味津々。
・・・・喰　わ　れ　る。いろんな意味で喰われる。
後にこの二人で牽制しあいながらの女性争奪戦が繰り広げられたのは言うまでもあり
ません。

鷲駿（ぐわい）さんはおしゃべりできない（特徴「言語障害」もち）ので
翼をばっさばっさしたりしてコミュニケーション。
はじめは動物変身で鷹サイズだったのでおりょうさんの頭の上に乗ったりしていました。
（かわいい）

雀丸さんは「おうち帰りたい・・・」と何度もつぶやきながら（特徴がまともな
キャラクターであったが故に）苦労人ポジションで頑張ってました。（合掌）

＜内容＞
ゲームは周囲を探索して移動したり、外部と連絡を取る（ただしなかなか繋がらない）
ことでより森に詳しい人物（雪丸）と連絡をとり情報を集めたりして進めていきます。
（空間のゆがみにひっかかって森のあちこちに飛ばされたり、漂ってる動物霊に憑か
れたり、岩が落ちてきたり、猪や熊に体当たりされたりもします）

やがてPCたちは人間の女性を攫ったと言われている妖怪が攫猿（カクエン）である
ことを知ります。
※カクエンはオスしかいない猿の妖怪で、子供を産ませるために人間の女性を攫って
行くことで有名
ですが、現代のカクエンはもうそのような「嫁取り」はしていないとのこと。
どうやら何か誤解があったようです。

その後女性を攫った犯人（だと思われていた）若いカクエンの栄吉との接触に成功。
なんとか目的の女性（酔いつぶれて爆睡中）を見つけることもできました。
最後は女性のことを息子（栄吉）が攫ってきた嫁だと勘違いしているカクエンのボス
と盛大な追いかけっこを繰り広げた末、PCたちは無事隠れ里の外に脱出することが
できたのでした。

＜真相＞

攫われたと思われていた女性は　岩村主（いわすぐり）澪（みお）というとある古い家の人間。

古くからある家なだけあって、かつて先祖が収集していたと思われる貴重な品が蔵に残されて
いる。その貴重な品の中にカクエンの血で染めた反物で作られた赤い着物があった。
ひょんなことからその事実を知った栄吉は人間の姿で澪に接触し、どうにかその着物を譲って
もらえないかと交渉した。
話をするうちに澪がかなりの酒豪であることが発覚。
栄吉は交渉材料として貴重な酒（猿酒）を好きなだけ飲ませることを提示する。
興味をそそられた澪は猿酒があるという栄吉の実家（隠れ里）についていくことにした。

一方、岩村主の家には齢を経て付喪神となった道具達が何体もいるのであるが、家の大事な
お嬢様である澪が若い男に連れられて敷地の外に出ていくのに気づいた者がいた。
あの若い男はいったい何者だと妖怪たちの情報網を頼りに調べてみたところ、若いカクエン
であることが発覚。

大切なお嬢様がカクエンに攫われた！

２人の間で行われた交渉の内容など知らない付喪神たちは大慌て。
付き合いのある妖怪を巻き込んでの大捜索が行われることとなった。

この件を知って頭を抱えたのは妖怪ネットワークフォークロアの氷道雪丸。
※雪丸にとって栄吉はフォークロアに必要な食材を供給してくれる貴重な取引先の１つであり、
　数少ない友人の一人。数百年来の付き合いであり戦時中は妹分のひとみともども隠れ里に疎開
　させてもらっていたこともある。
彼は彼で事態の収拾のため捜索側の妖怪たちに協力するていで接触を図ることにしたのだった。


＜NPCについて＞

栄吉「ゆきちゃ〜〜〜〜ん！怖かっただ〜〜〜！！
　　　俺、俺、いつの間にか誘拐犯になってただ〜〜〜！」
雪丸「うるさいバカ猿！お前、自分がどういう妖怪か自覚がなさすぎるだろ！
　　　カクエンが人間の女を自分の根城に連れ込んだらどう思われるか考えろ！」

栄吉：若いカクエンでカクエンのボスの末の息子。
　　　人の心を読む能力があり、そのせいで人間の女性を苦手としている。
　　　ゆきちゃん（雪丸）のことは心友だと思っている。
　　　基本的にお人好しな田舎の兄ちゃん。
　　　染物作家として活動しながらカクエンの血で染められた布を探し収集している。
　　　※不定期キャンペーン第三話に登場予定