1970年代初頭、日本で航空機モデルキットは、ハセガワ、タミヤ、フジミ、グンゼ
レベル、そしてニチモから発売されていました。
1971年に日本向けのF-4EJファントムが到着したので、プラモ・ガイド'1972年春の
号には、フジミの広告に航空自衛隊のF-4EJファントムIIが掲載されています。
航空情報1971年10月号より引用。
三菱XT-2は4月にロールアウト、7月20日に初飛行しました。
航空自衛隊向けのF-4EJファントムIIの1号機(17-8301)と2号機F-4EJ (17-8302)は
7月25日に愛知県小牧基地に到着しました。
1号機は(17-8301)は飛行開発実験団で現役です。
http://blog.livedoor.jp/genneigennjitu2005/archives/52008403.htmlhttp://blog.livedoor.jp/genneigennjitu2005/archives/52008403.html
1971年に日本の主力戦闘機はロッキードF-104J、後継機のF-4EJファントムIIは到着
間もない頃で未だ戦力化されていません。日本初の超音速機XT-2が初飛行した1971年に
アメリカではF-14トムキャットが初飛行、翌1972年にはF-15が初飛行しました。
ベトナム戦争中の1960年代にアメリカの主力戦闘機はF-4EファントムII、同時期に
開発された戦闘機はG.D.F-111だけ、民間機では超音速旅客機は開発中止されましたが、
1970年代初頭にはF−10番代の戦闘機、ワイドボディ旅客機等、新世代の航空機が
デビューしました。
航空史でどの時代を黄金時代とするか様々な見解が有りますが、子供時代または血気
盛んな頃に見聞した事または体験した事が、人生で一番良かった思い出となります。
飛行機が初めて実戦参加した第一次世界大戦、数多の冒険飛行家達が活躍した両大戦
間期、レシプロ機の性能が極限に達した第二次世界大戦、飛行機が音の壁を突破し新鋭
機が毎月の様にデビューした1950年代、航空史には節目となる時代が有りましたが、
40年以上前の1970年代もまた航空の黄金時代でした。
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