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2017年02月01日13:02

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1/31 DRデイヴィス/リンツ・ブルックナー管 グラス11他

Bruckner Orchestra Linz
Celebrating Philip Glass's 80th Birthday

Stern Auditorium / Perelman Stage
Seating Chart (PDF)
The Bruckner Orchester Linz, under its Music Director Dennis Russell Davies, celebrates Philip Glass’s 80th birthday with the world premiere of his Symphony No. 11. Other works on the program include the intoxicating samba-inspired Days and Nights in Rocinha, and Ifé: Three Yoruba Songs, featuring vocalist Angélique Kidjo.
Performers
Bruckner Orchestra Linz
Dennis Russell Davies, Music Director
Angelique Kidjo, Vocals
Program
ALL-PHILIP GLASS PROGRAM
Days and Nights in Rocinha(NY Premiere)
Ifé: Three Yorùbá Songs (NY Premiere)
Symphony No. 11 (World Premiere)

02年のフェストターゲも10演目より結局は中日のねじの回転@コーミシェ(フォレムニー、クプファー、バークミン)が一番感動的だったが、今回の当地初のブルックナーサイクルも結局このウラ公演に持っていかれたかも。

開演時間勘違いのため一曲目は聞けず、二曲目は単なる歌謡ショーとしか思えなかった(この歌手が高名なのは聴衆の反応と、あと今週金曜に同じホールでリサイタルをやることからも明らかだが、にしても声は衰えてるは音程は怪しいどころかずれるは…)。
ただお目当ての交響曲第11番世界初演が大当たり!先週の企画故ではないが、元ブルヲタ(らしい。シカゴ大時代は同好の士とフルヴェンやらワルターやらの録音を持ち寄って聞いていたとな。60年前後の米でフルヴェンとは。認定でしょ。)らしく、一面でグラスの音楽は妙にブルックナーに通じるところがある。神も大自然も無いしずっと俗っぽいが、ただ、妙に純音楽的で感覚で感じ取れる点、そしてあの執拗な反復音型。そこがすんなり入った。いつものとおり勢い良いリズミカルな自律回転、延々と繰り返される音型、ただしこの作品は打楽器のカラフルさが半端でない。両端楽章のティンパニはこれまで聞いたことないような華やかなメロディ(です。)、終楽章の8名パーカッション総動員の艶やかさはトランス状態。楽しかった!是非速やかに録音が出ることを願う。そして、日本のオケにもぜひチャレンジしてほしいものだ(といっても、あのパーカッション、少なくとも8名中5名は相当負担かかるし、特にティンパニは相当名手じゃないと…)

指揮者はシュトゥットガルトやらボンやらのGMDを歴任する(一応バイロイト指揮者でもある)一方で、アメリカン・コンポーザーズ・オーケストラ共同創立者だけあって、このあたりのジャンルは当然お手の物。オケもこの15年で大戦後作品の経験は相当蓄積しているようで、この薄くて軽くてアクコクの無い音、安定のリズム感は流石。この地の滞在は、レヴァインやらドミンゴやらの終幕、あと種々の大歌手の共演も収穫だったが、やはりライヒとグラスの80歳を本場で祝えたことも大きな体験だったかも。
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