もしかしたら原爆や放射能の恐ろしさ悲惨さを知ってもらうきっかけになるというのは一理あるのかもしれないけど自分はその論には違和感を覚える。
先ず、国内外を問わず全く広島に縁もゆかりもない地元民や親族でもない人が初めて広島を訪れるとき、人類最初の原爆被災地である認識なく訪れるだろうか?
広島を初めて訪れる人々のうち原爆ドームや資料館などを全く見ることなく原爆の歴史に触れることなく帰る人はどれ程いるのだろう?
そして全く原爆の史実に興味もなく帰っていくであろう人たちが原爆ドームのイルミを見たことをきっかけに原爆の歴史に興味を持って原爆の被害に目を向けるという方向に行くのだろうか?
広島が単に他の観光地と同じで良いなら同じような客寄せをやればよいが、それが果たして原爆から生き残った人たちがなすべき道なのか広島の魅力ってそんなものなのか甚だ疑問に思うのは小生だけだろうか。
そんなに何処かしこ構わず客寄せイルミで観光キャンペーンがやりたいなら厳島神社大鳥居にでもやったほうが話題になると思うが・・・?
■原爆ドーム、イルミで波紋=観光キャンペーンで広島市―被爆者「祈りの場、不適切」
(時事通信社 - 01月29日 15:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4407093
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