もふもふな鳥のようなT-REXを描くと、T-REXのイメージ壊すなと言う人も多いと思うけど、鳥と恐竜の境目はどこにあるかわからないと言うことが最新研究なのニャ。
つまり、もふもふな鳥のようなT-REXも解釈としてはありなのニャ。
実際、すでに鳥のようなもふもふな恐竜を表現した展示は、外国では始まっているそうニャ。
まだまだ、企画展の段階だとしても、いやむしろ企画展のような最新研究の成果を知らせる場だからこそ、鳥のようなもふもふな恐竜のイメージが表現されるともいえるけどニャ。
ひょっとすると、皆さんの中にはもふもふな鳥のようなT-REXの展示をすでに見たことがある方もおられるかもしれないニャね。
恐竜の足跡は最初見つかった時、あまりにも鳥のものと似ていたので、巨大な鳥のものと想像されていたと言うのニャ。
全身骨格が見つかるに及び爬虫類説が登場し、恐竜と言う呼び名が生まれることになったニャ。
だが研究が進むと再び鳥と恐竜の境目があいまいになり、イメージは振り出しに戻った感があるニャ。
そもそも、恐竜の足の付き方は爬虫類よりも鳥類や哺乳類に近いので、爬虫類に分類する方がむしろ無理が大きかったと言えるニャ。
だが、授乳能力をめぐって鳥類と哺乳類の境目も揺らぐ可能性は否定できないのニャ。
まだまだ、恐竜自体のイメージは変わるかも知れないわけニャ。
多くの恐竜に、鳥と同じような素嚢(そのう)が見つかっているが、何種類かの鳥はこの器官をミルクのためにも使っている事がわかっているのニャ。
素嚢とは消化管の一部分で、膨らんだ形状をしているうえに管壁が厚くなっており、消化に先立って食べたものを一時的に貯蔵しておくための器官ニャ。
素嚢で作られるミルクは、素嚢乳と呼ばれているニャ。
素嚢乳は主に鳩類で見つかっていたので英語ではピジョン・ミルク(pigeon milk、鳩乳の意)とも呼ばれているニャ。
素嚢乳は、いまではフラミンゴ・インコ・オウムでも確認されているニャ。
鳥が素嚢でミルクを作るとなると、恐竜もまた素嚢でミルクを作って与えて子育てしていた可能性は否定できないのニャ。
ペンギンのような別のメカニズムでミルクを与えている場合も含め、ミルク状の栄養を与えている種はまだまだ、鳥類の中に見つかるかもしれないのニャ。
仮に授乳能力がほとんどの鳥類で確認できる事態になれば、鳥類と哺乳類をひとまとめにする新しい分類が提案される場合だって無いとは言い切れないのニャ。
その素嚢が恐竜にもあるわけだから、まるで鳥のようなモフモフT-REXをイメージが違うなどと思わない方が良いニャろね。
もっとも、日本でまるで鳥のようなモフモフT-REXをイメージが定着するころには、恐竜の最先端のイメージはさらに変化しているかも知れないけどニャ。
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