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2017年01月27日17:34

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ノートレースの赤坂山

新名神から湖西道路に進む。
23日は大雪でトラックが立ち往生し、Sさんたちは比良山系の帰りに普通は30分以下で帰れるところが9時間かかったと言っていた。
雪道運転になれていない私には無理だな。
無難な山を探す。
第一条件は登山口まで運転できる山だ。
ところが、25日に雪はほぼ止んで、湖西道路は除雪された。
行かれるかもしれない。

「もし、ツボさんが車の運転に不安がないようでしたら、めったに見られないドカ雪の高島の風景を見にいらしてください。」Sさんのメールが誘惑する。

行こう!

25日の午後に家を出て、高島市のSさんの家に向かった。

Sさん夫婦とは昨年夏に北アルプスの朝日岳と白馬岳のキャンプ場で知り合い、親しくなった。
その後、Sさんと二人で小津権現山、四塚山に行った。
今度雪の山に行きましょうと誘われていた。

Sさんの家の近くの国道沿いの道の駅に入る。
それまでは全く雪がなかった道だが、道の駅にはけっこうな雪が残っていた。
ここに車を置いて、ご主人のKさんの迎えを待つ。

3人で日本酒を飲みながら、山の話に花が咲いて楽しかった。

1月26日

Kさんに道の駅まで送ってもらう。
ここからはSさんが、私の車を運転する。
マキノ高原までは除雪されていた。
私でも運転できただろう。

今日登るのは赤坂山。
滋賀県と福井県の県境の山だ。
標高は823mだが、場所柄雪が多い。
雪の時期は人気の山だそうだ。
今日はスノーシューを楽しむ予定だ。

スキー場を横切って登山口に向かう。
標識が雪で上まで埋まっている。
かなりの積雪だ。

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トレースがある。昨日のものらしい。
ありがたいが、ちょっと残念な気もする。
もしかしたらとレースのない真っ白な山に登れるかも知れないと期待していたのだ。
Sさんはラッセルがしたいと言っていた。

武奈の木平に着く。
東屋の屋根に雪が積もってキノコみたいでかわいい。

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堰堤の近くまで来る。
トレースは堰堤の先で終わっていた。
ここは夏道とはちょっと違う。
上の稜線に登る。
Sさんがふかふかの雪をラッセルしながら登る。
後に続くが、私はずるずると落ちてしまう。
スノーシューはあるものの、こんなところで使ったことはない。
必死に足を上げる。
これは体力がいるな。
農閑期で暇でなまった体にきつい。
すべりおちたら、川に入ってしまう。
必死だ。

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やっと難所を抜け出た。
ほっとする。
上に送電線が見える。
Sさんが地図で確認する。
それからGPSを取りだし、「やっぱりこっちで合っているわ。」と言う。
SさんはめったにGPSを使わないが、お守りに持って居ると言っていた。

くるぶしくらいまである雪をSさんは楽しそうにラッセルしながら進む。
「雪が締まっているから歩きやすいわ。」
23,4日に降った雪は25日に圧雪されたようだ。

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木の間から真っ白な赤坂山の山頂付近が見える。
テンションが上がる。

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粟柄越えが近づく。
白くてきれいだ。
ノートレースの雪原をSさんは楽しそうに登っていく。

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赤坂山の山頂が近づく。
Sさんが先頭を譲ってくれる。
真っ白な雪原に初めてのトレースを刻むのは嬉しい。

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山頂に着く。

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赤坂山の上は青空が広がっているが、周りは雲がかかっている。
期待した眺望は望めなかったが、真っ白なノートレースの赤坂山に登れたことで二人共大満足だった。

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「きっと、この先もこんな大雪でノートレースの赤坂山に登ることはないと思うわ。」
高島に住んでいるSさんにも感動的な1日だ。

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赤坂山を振り返る。
二人のトレースだけが続いている。

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いろいろ迷ったが、高島まで来て良かった。
翌日からはもっと気温が上がる。
雪はどんどん解けていくだろう。

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