日本の貧困の真実〜これは来るべき日本での殺し合いの予行演習である〜

■《愛知県・一宮発》父子心中事件、10歳の小学生が残した自筆遺書に「死ぬ覚悟」
(週刊女性PRIME - 01月26日 16:21)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=235&from=diary&id=4402949


《目次》

今回の事件は僕は【貧困が原因の心中だと思っています。】
なのでこの日記のテーマは【日本の貧困の真実】です
実は貧困に対しては【私達自身も自覚が出来ていないし、貧困の特集を組んでいるマスメディア自体も貧困の実像が見えていない】という部分に焦点を当てた内容の随筆です。
元NHKアナウンサーの堀潤氏の至言を元に、日本の本当の貧困について考えて見たいと思います。


余談ですが、最近元NHKアナウンサーの堀潤の発言に注目していて、凄く絶妙に事の真実を分かり易く掬い取っているので紹介。
今回は貧困がテーマで書きますが、下記の動画は貧困問題だけではなく２０１７年以降に世界や日本を席巻するだろうし考え方に焦点を当てた動画です


《動画》







《解説》


どっちの動画忘れたので確認してないけど、どっちの動画も面白いので興味があれば観て下さい。
TVのニュースの１００倍は面白くて頭良くなる内容が詰まってます。
僕も最近西野亮廣と堀潤の動画は暇さえあれば観ています。
建前しか言わないメディアの中で本音を喋っているこの人達の発言はキラリと光るものがあって、自分の発想の幅を広げてくれます。


まぁそれはいいとして、動画では『NHKの貧困特集に取り上げた女子高生』の話題がありました。


内容を掻い摘んで書くと、貧困生活の女子高生に密着したドキュメンタリーを流した所、これは貧困ではないという怒りの声が溢れて炎上騒動になった


という内容のものでした。
これを観て堀潤様は【何故彼等はこんなにも他人が貧しいかどうかに対して怒る人がいるのか？】という事に疑問を持ち１つの結論出しました。


※以下堀潤先生の至言です


NHKの貧困特集の女子高生に対して怒っていた人達は、あれが彼等の日常、若しくはそれ以上の生活だったから。
日本は上辺景気が回復しただの賃金が上がっただの雇用が増えただの謳っているけれど、その実それを実感していない国民が大半だった。
それでも生活保護を貰う程ではないから自分は貧困ではないと思っていたのに、これが貧困なんですという貧困のモデルケースを見せられ、それが自分達の生活よりもいい暮らしをしていた事に本当は自分は貧困者だった事に気付かされ怒りが込み上げてきた。
その怒りを女子高生やNHKにぶつける事で発散と表現を繰り返した


更に先生の至言は続きます。


炎上が起きた仕組みはこれで納得なんだけど、実はこの話にはもう一つ闇があって、【政府やマスコミも貧困の実態を掴めていない】って事なんですよ。

NHKはこのVTRは【貧困では無い一般層に向けて放映したつもりでした。】
だから自分達よりも貧しい人を取り上げる事で、困っている貧困者を助けようと思ったのです。
しかし、現実は観ている人でさえも既に貧困者であり、貧困者に貧困生活を見せる事で自分が貧困である事を自覚させただけでした。

つまり、【もう大半の人間は既に貧困であるし、貧困を助ける位のお金を持っている人達は更に上の階層の人達でその人達には全く届かない映像】だったわけです。


僕はこれ聞いて成る程と思いましたよ。
確かにネットではみんな貧困の話になると、自業自得論か不幸自慢を初めて必ず【貧困を否定します。】
それは【自分が貧困である事を認めたくないし、実は自分自身も自身が貧困に片足突っ込んでくる事を自覚していない】という事に気がついたわけです。

更に目からウロコなのは、【それが国やメディアすらも分かっていなかった】という事です。
上辺だけ景気回復を煽り続けた結果、彼等自身も【実は貧困がどれほど進んでいるのか理解していなかった】


《総括》

はい、こんな感じで日本の貧困の本質見えてきましたか？
日本では【貧困を実感している人は少なくとも実際はどんどん広がっていて、国やメディアでさえ急速に広まり続ける貧困の実態を把握しきれていない】っていう内容でした。
それ程無自覚に急速に貧困は広まっています。


そして一番怖いのは【自分が貧困者だとわかった時に人はどうするのか？】という事です。


ムシャクシャして通行人を殺して回る殺人鬼になるのか
今回の事件の様に絶望して自殺してしまうのか
或いは、ヤクザやハングレの下請けになて犯罪家業にせいをだすのか。
それとも韓国並みの大規模な蜂起を起こすのか


正直どうなるのか予想が付きません。
しかし確実に貧困の波は広がっているし、イライラしている人がどんどん増えていて他人や自分を傷つけて回っている事はニュースを観てもネットを観ても実感している人は多いと思います。


給料が上がらず税金ばかりが増え、
その不満を貧困者や女子供と言った力の弱い者にぶつけてウサを晴らす、
でも本当は憂さ晴らしをしている人達だって何故自分がこんなに毎日苛ついているのか漠然としか認識出来ていないし、社会は自己責任論で切り捨てようするか自分より弱い人間にぶつけることでしか逃げ場がなくなっているのか実情です。


村本は机上の空論で自己責任論で押し通そうとしますが、でも最早それは限界に来ているし、最低限の暮らしや尊厳を維持するという下限が維持でき無いという実情を認識出来ていません。
その辺を堀潤先生は会社が動産した自己の経験を踏まえて、困窮した人間は心に余裕が無くなり常に苛ついた時限爆弾みたいなもので何時爆発するか分からないという発言も全然伝わっていませんでした。
僕もmixiの自己責任厨を観ている度に同様の虚しさを感じる事が多々あります。


まぁ話は逸れましたが、それだけ今の日本の貧困化は【凄まじいという事です】
そして【まだ大半の人間は自身の貧困に対して無自覚であり、その人達が貧困を自覚してしまったら日本はどうなってしまうのか、全く予想が付きません】
これは堀潤先生も動画で仰っています。
今後どんてもない事が日本で起こる、僕もそう思います。
そしてその危機に対して政府やマスメディアは認識が追いついていないので恐らく【止める事は不可能でしょう】


僕の予想では日本の弱体化した企業では労働賃金の賃上げは見込めないので、ベーシックインカムによる最低限のインフラ整備の見直しが必ず承認する事になると思います。
しかしそうなるには貧困と関連付けた大規模な事件や騒乱が起きないと危機を自覚出来ないので、大規模な殺し合いがその内国内で始まるかもしれません。
これは堀潤先生も指摘してるんですけどね。


私達眠れる時限爆弾は、静かに爆発の時を待っているのです。
更に私達の爆発は最早止める事は出来ません。
既に余裕がない爆弾から順に爆発を始めています。
今はまだ自殺や通り魔と言った小規模な爆発ですが、
爆発が連鎖することで今後大規模な爆発が起こる事が予想されます。


運命のカウントダウンは静かに時を刻み爆発する時期を待っています。
その被害者であり犠牲者の中に知らない内にあなも入る事になるかもしれません。。。。


おしまい