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2017年01月13日14:51

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今日の散歩

五条坂の西大谷の墓地へ久しぶりにお参りして、
国立博物館の若冲と泉涌寺の秘宝展を見た。
この頃の若冲ブームにはちょっと辟易なのだが、
初見の作品も幾つかあって、まあ面白かった。
それよりも泉涌寺の秘宝展の方が興味深く儲けもんだった。
特に楊貴妃観音を間近に見られ、面白かった。
開山の俊じょう律師は宋時代の中国に12年間も修行に入っていた人だとか。
その影響で泉涌寺を造る時、
当時の中国の寺院の在り方に忠実に習おうとしたらしい。
楊貴妃観音は、日本から持参した杉材に
観音の聖地普陀山の仏像を模したものに彫らせたのだそうだ。
間近に見るといかにも中国らしい観音さんだが、
楊貴妃に喩えられるほど美しいとは思えない。
阿弥陀如来像にしても中国の影響が強い。
泉涌寺が皇室の御寺になったのは後陽成天皇の時かららしい。
何故御陽成天皇があれほど帰依する気になったのかは説明がなくて残念。
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