講談社の編集者の人の雑感

少年マガジン元副編集長で「進撃の巨人」手がけた朴鐘顕容疑者、妻を殺害した容疑で逮捕
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1910411.html

で、容疑者が以前にＭＭＲに出ていたという話。

【朴容疑者・妻殺害容疑事件】ＭＭＲの作者、マンガで予言していた
http://yaraon-blog.com/archives/98358
作中、電磁波の実験で精神に変調をきたした容疑者が、同僚の首を絞めていた。今回の事件も、容疑者が自分の奥さんを（おそらく）絞殺したというものなわけで、ちょっと出来すぎな偶然。

講談社編集次長、妻殺害容疑で逮捕報道　「進撃の巨人」見出しに違和感続出
http://news.livedoor.com/article/detail/12519144/
まぁ歌手が事件を起こしたときでも、「『○○』のヒット曲で知られる××さん」と報道されるのだから、「進撃」が見出しに付くのも仕方ないのではないだろうか。

実際、別冊マガジンの編集長だった容疑者がゴーサインを出さなければ、「進撃」の連載はなかった。あのアクの強い作品を新創刊誌の連載に加えるというのは、かなり勇気のいる決断だったはずで、その決断をした容疑者が「進撃」大ヒットの立役者の一人なのは間違いないだろうと。

育休を取得したり、職場から直に幼稚園に迎えに行ったりと、周囲からは「イクメン」と評価されていた容疑者。しかし被害者となった奥さんは、事件前「夫が育児をしてくれない」「育児のことで度々揉める」と支援施設に相談していたらしい。まぁ子供が４人もいるという話なので、ちょっとやそっと手伝ったくらいでは、全然足りないというのが、奥さんの素直な感想だったろうか。

しかし、１〜２年前に流行った「家事ハラ」もそうだけれども、仕事の合間を縫って最大限協力しているつもりなのに、それでも妻から不満しか言われないとなると、夫としては鬱屈したものはあるだろうと。「（事件と）イクメン関係ないやろ！」みたいな書き込みもあったけれど、果たして本当に関係なかったのかなと。
何にしたところで、後に残される４人の子供が不憫なのは間違いない。

それはそれとして、この事件に関して、「朝鮮人」という容疑者の身の上は、全然関係ない話なわけで、それで人格否定じみたコメントをするというのは、さすがにヘイトスピーチが過ぎるだろうと。私だって、あの国の人は好きではないけれど、それとこれは別の話。