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2016年12月30日02:49

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酒と泪とまさしと娘

今年は3件忘年会があった。
1件は朝まで飲んで泥酔したが、他2件はほぼ飲まず1次会でさりげなく退散

30歳を超えて気付いたが、
飲み過ぎて後悔することはあれど、飲まなくて後悔することはない。

何を後悔するかって翌日気持ち悪いこともさることながら
記憶が無くなるのが痛い。

どんなに楽しくても憶えてなければ意味なし。
なので飲むとしても許容量の5割くらいに抑えようと我思う

来年の目標は泥酔0回。

酔うとどうなるかは、当たり前ながらその時の精神状態がだいぶ影響している。
ストレスが溜まっていれば荒れたり、泣いたりするだろうし、
大抵は言いたいことが出る。

僕は過去に2度、酔っ払って号泣したことがある。
1回はカラオケで高校の時の部活の後輩に
「お前をもっと強豪高校に行かせてやりたかった…」
と誰目線なのかわからない後悔を告げ肩を抱いてぼろぼろ泣いた。
うっすら憶えているが後輩はだいぶ困っていた。

2回目は同じく部活の、今度は先輩に子どもが生まれたのを知った時
セブンイレブンの店先で缶チューハイを飲みながらおいおい泣いた。
振り返ると人生でうれし涙を流したのはこの時だけだと思う。

ただこの人は彼女がいることを5年くらい僕に黙っていたあげく
子どものことを知ったのも既に生まれて1カ月くらい後だったので
その点の、恨みというか、仲良しグループだと思ってた友達が
自分以外で旅行に行ってたのをフェイスブックで知らされたみたいな感じ
は忘れてはいない。

もし子どもが話せるようになったら
「おまえのお父さんは『イノシシおじさん』の手下なんだよ。いつも『イノシシおじさん』と
つぼに入ったよくわかんない油みたいなものを人の家の花壇に撒いたり、
公園で遊んでいる子どもに『君には特別にニンテンドー3DSをあげよう』とか言って
ゲームボーイアドバンスを渡してガッカリさせたりしているんだよ」

などと吹き込んで晴れることのない謎の疑念を抱かせてやろう


話は戻るが酔っていなくても泣くことはたまにあって、
大学生の頃は一時期、夜ベッドの中でイヤホンをして
さだまさしの「親父の一番長い日」を聞いては泣いていた。
13分もある歌で、一人の女の子が生まれてから嫁に行くまでを描いた名曲だ。

僕は特に後半の、親父が娘の結婚を許すシーンがすごく好きで
娘はおろか自分が結婚してすらいないのに「わかる、わかるぞオヤジ…」
と枕を濡らして、その後スッキリして寝ていた。

いつか娘が生まれたら、親父が何を思ったのか、
本当の気持ちがわかるようになるんだろうか。

わかりたい。その後一人でさみしく日本酒を飲んで妻になぐさめてもらいたい。
その時だけは、泥酔の禁を解こうと思う。




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