今年のコンサートを振り返る（オペラ編）

オペラ
マリインスキー・オペラ「エフゲニー・オネーギン」
於：京都ロームシアター　10月8日

京都で初の本格的なオペラハウスの引っ越し公演。
比較的リーズナブルな価格設定だけど、高い席は売れ残ってたのは、やはりアクセスに難があるかもしれません。内容は何といっても初めて生で見るオペラなので、比較のしようがないけど、チャイコフスキーはバイオリン協奏曲と悲愴、バレエ音楽の一部があればいいかなという個人的な評価は残念ながら
変わらなかったです。それにしてもここはゲルギエフの劇場ですね。これだけ指揮者が劇場全体を仕切って、それなりのレベルを維持しているのは大変なエネルギーだと思いました。

ワルキューレ　於：新国立劇場
10月12日
期待以上でした。総合的にはミュンヘンで観たワルキューレより良かった。ミュンヘンではトムリンソン、ワルトラウト・マイヤー、藤村美穂子、サルミネン、リンダ・ワトソンといったバイロイトでおなじみのキャストだったけど、演出とジークムントに不満が残りました。しかし新国では、グールドのこれぞヘルデンテノールと奇をてらわないゲッツ・フリードリッヒの演出に好感を持ちました。神々の黄昏をキャスト次第では東京に遠征してみようかなと思わせる上演でしたね。