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2016年12月25日00:57

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価値をどこにもってくかによる

暴力には屈する。屈したらおわり。自衛のためなら全世界が火の海になっても放射能の雨がふろうと仕方がない。一理あるけど、それは北朝鮮や中東の特定の国で行われている政策を支持しているとも言える。
持ってる国が動かなければ現実的とはいえない。これも一理あるけど、いつまでも核を最終兵器扱いしているうちは、自国が敗戦国であることを引きずらなければならない。
世界大戦を引き起こせれば、勝敗のアップデートが可能だけど、大義名分をつくるのは日に日に困難を極めているし、もし戦争ができたところで今の日本が勝つ側の代表格にはなれない気がする。

実現不可能である事が明白であったとしても、新たな価値観に賛同する姿勢を示せば、少なくとも異論がない価値観であれば、そこに発言力をもつことができる。

積極的に核武装を推し進めていくか、消極的に核武装を推し進めていくか、積極的に核武装に異を唱えるか、持たざる者は選択肢が持てる。持ってしまえばその選択肢すら持てなくなる。
どう転んだところで、大規模な殺戮兵器である事には変わらないから、どう選ぶにしても覚悟は必要かもね。

本当に叩くべきところ、または個人や集団をピンポイントで狙い打てる、オモイデ教に出てくるメグマ波のような新しい暴力のあり方が開発されたら、この議論なども時代遅れのものになるだろうけど、
その時は大規模な殺戮兵器など、ないにこしたことがないという価値観が主流になるだろうと思う。

未来が現在の延長線上にしかないと考えるか、世の中をひっくり返す変革が待っているかによって、判断の指標は変わると思う。

文面からわかると思うけど、僕個人としては、自国がもたないで済む方法を選ぶのが望ましいと思っている。
兵力そのものは開国後第二次大戦前までは勝ちが多かったけど、調子に乗って大失敗して未だに敗戦国なのは癪だ。
良くも悪くも一般人は兵役と関係性を持たない生活をしているし、少子高齢化で人口が減少に転じている。心的問題で自ら命を断つ人も少なくない。国民自体が弱くなっているし、自分のために人を殺める事に対する抵抗もでかい。数値的な兵力などなんの役にも立たない。
テクノロジーはあるかもしれんけど、実行に起こせず「助けてドラえもん」状態の体たらくでたとえ勝つ側にまわっても、現場も政治も「日本つかえなかったわ」となり、戦勝国の代表にはなれないだろうし、そもそも勝てないんじゃないかとも思う。
今より不遇な環境におかれる未来が、積極的な核武装の先にあるように思えてならない。だから、非保有の方向を支持している。

この考えに過ちがあるとしたら、実際に世界規模の戦争に巻き込まれた時だろう。兵力的に強い国の仲間入りになる機会を捨てたと、未来の国民に恨まれるかもしれない。そんときはたぶん死んでるけど、詫びておかなきゃならんだろうな。

■核廃絶、問われる本気度=禁止条約交渉に参加検討―政府
(時事通信社 - 12月24日 17:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4357332
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