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2016年12月20日21:18

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だが私は謝らない

仮面ライダー剣にて、烏丸所長が放った名言である。
不完全なライダーシステムのせいで俺の体はボロボロになった橘さんに対し、ライダーシステムを運用した所長は、君の身体がそうなってしまったのは私の責任だ。と伝えてからのセリフ。

学歴主義で経済主義の不完全な教育システムのせいで、うちの家系はボロボロになった国民に対して、教育格差を助長するシステムを運用した政治家が、君の家庭がそうなってしまったのは私の責任だ。だが私は謝らないと答えたんだ。

僕は思った。ウツだドンドコドーン!

上西小百合氏、最大級の炎上「給付型奨学金大反対」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=4350863

本題。
ここで課題として思ったのは、カネを生み出す人材を育てるための義務教育のあり方だ。
教育界と経済界双方における課題だと思う。
僕の考えは昔からあって、義務教育で重要視すべきは、基礎の習得だ。
基礎とは、自転車に乗れるようになるようなものだと思う。
基礎になるのは、計算のスピードでも記憶容量でもなく、考え方だと思う。
教科書に書いてある事を思い返してみると、どの単元においても、考え方について書かれているのはだいたい数ページぶんで、それ以降は、より効率的に考えるテクニックや、記憶していれば基礎までたち戻る必要がない事だったり、ウンチクだったりして、基礎となる事の組み合わせに過ぎない。
基礎を知り、それ以上の事は自分なりのやり方で組み立てていけば、小手先の規格化されたものの見方よりずっと身になるはずだ。
9年間かけて、じっくりと自分なりの自転車のこぎ方を編み出していく事で、例えばテストで見たことがない問題が出てきたところで組み立てられる。何を記憶しときゃ模範解答を得られるかを、感覚的にとらえる事が出来る。

仕事となるものには模範解答は無い。どう働くかを決めていくのは自分自身だ。規格化された手法なんてとっくに実施されていて、後発として買い叩かれる運命だ。
自分なりのものの考え方を持てれば、それが魅力となり、投資を促す。
再度書くけど、学校教育で本当に必要な事は、教科書の数ページぶんにほぼ集約されている。

経済界での課題は、会社のカラーは考え方で、その考え方がわかり、その先(ただすべきはただし、守るべきは守る)のビジョンをつくれる人材を確保する事にあると思う。多様性一辺倒ではどっちつかずになり、有象無象の烏合の衆になりかねない。その他大勢の企業なんてつまらない。思考回路の選定であって、知識の広さや深さの選定ではないと思う。

今問題なのは、教育では富裕層が基礎となる部分を外注し、教育現場に基礎の教え方についてクレームをつけるところにあると思う。金持ちまたは共働きの親が、教育格差を押し付けている傾向にあるように思う。
これは地方自治体によっても変わるけど、ある地域では年に2〜3回位しかプールの授業がないという。それじゃあ子供は泳げない。
企業は、即戦力という大義名分のもと、知識ばかりを詰め込んだ人を採用しようとするシステムになっているのが問題だ。
いざ入ってみると、頭がいいだけで自分の考えを出さない。プレゼンに対して消極的。組織を率いて良くしていく事が出来る立場になろうとしない。サラリーさえもらえればいい。未来に希望が持てない。ブラックだ。そんな思いが蔓延していないか?
基礎があれば、組織を維持するにはどう動けばいいか、自分ができる事は何か、自分なりの考え方を持ち、実践できるように思う。また、それを頭ごなしに叩いて砕くような上層部にはならないと思う。失敗が成功のもとを経験すれば、口では失敗を恐れずチャレンジしろと言って、実状は失敗が許されないような事にはならないはずだ。

あくまでも僕なりの考え方だけども、教育に対するとらえかたが変われば、教育や雇用に対する投資や人事の仕方も変わる気がする。公式や定理やハウトゥから、基礎やプロセスへの転換が鍵になると、僕は思う。
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