漁火

何年か前の同人ゲーム即売会いわゆるゲームマーケット（以下「ゲムマ」）の作品。
ザ・和物
バイキングで宝物を分捕るとか、エジプト文明を競り落とすとか、単純に数字を順番に並べるとかよりははるかに取っつきがいい。人は自分に近しいものに親しみを覚えるという。
私は釣りにあんまり興味はないのですが・・・

さて皆さんは漁師。
江戸湾にはハマグリ・エビ・アジ・タイが生息しています。否！それらしか生息していない？！今とは別の意味で死の海である江戸湾を舞台にしています。
湾で獲物をとって市場で売る。もっともお金をたくさん持っている人が勝つゲーム。
途中でアクションポイントや漁獲量や繰越可能量をバージョンアップさせつつ。最初の３ラウンドで大体体制は整い、残りの２ラウンドは１００％めくりゲームに大転換。
海のものを取り尽くし市場で売りつくし、余ったらポイしちゃう。
最初は中世江戸っぽくチマチマやってたのが最終的には近代東京っぽくガバガバになるのが、風刺が効いていてイイナと思った。



アクションポイント制のゲームで０．５ポイントって初めて見た。色々な意味でゲムマらしい作品であった。