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2016年12月16日11:30

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思い出がマッハ

レトロゲーをクリアしてみようのコーナー。

今回プレイしたのはGBA「シャイニングフォース 〜黒き竜の復活〜」です。
リメイク作品で、もともとはメガドライブの同タイトル(サブタイトルのみ「神々の遺産」だった)ですね。
中古ショップでソフトのみの状態で見つけて「リメイクか後継作品かどっちだろ」と期待しながら買ったら、リメイクで喜び倍増。
電源入れた直後から懐かしいフレーズが流れ出して、感激でした。

ジャンルはファンタジー戦略シミュレーション。まあぶっちゃけFEのようなゲームですね。

まず注目したいのがキャラクターの豊富さ。亜人種てんこもりです。
ファンタジー世界ですが、亜人種が非常にたくさん登場し、仲間になります。
ケンタウルス(この世界では騎士として登場)、エルフ耳、狼男、鳥男、ドワーフっぽい奴、しゃべる竜、アルマジロ男、クラゲ、あげくにはロボも。
とにかく賑やかです。

キャラとは「本陣」と呼ばれる集合場所で会話できて、出撃させて友好度?を上げると会話がどんどん進展して、そのキャラの個性を知ることができます。
気に入ったキャラをどんどん出撃させ、背景を知ることでますます好きになるという、キャラゲー要素も兼ね備えています。

ゲームシステムについては、行動順が素早さ準拠で強制です。
ターン制ですが、素早さの高い順から動き、任意では行動できません。
敵味方がだいたい交互に入り乱れて動くため、きちんと順序を把握していないと計算が狂ったりして大変です。

キャラは死んでもインターバルの町でお金を払えば生き返らせることができるため、そこまで神経質になる必要はありません。緩め。
まあ、だいたい縛りプレイで死なないようにするのが基本だと思いますけどね。

また、ステージごとに「クリアボーナス」が設定されていて、一定ターン以内にクリアするとお金やアイテムがもらえます。
目標として全ボーナス獲得を狙ってみるのも遊び方の一つですね。

あとは、主人公が最初から「リターン」という魔法を使えます。
これは、使うとステージ攻略を中断し、インターバルの町まで戻れるというもの。経験値やお金はゲットしたまま、ステージを最初からプレイすることができるため、金稼ぎやレベルアップがいつでも可能です。

さて、以上のシステムを踏まえて、全体的なゲームバランスの評価をしてみたいと思います。

正直に言うと、序盤は面白かったものの、中盤以降からシミュレーションというよりRPGをやっているような気分になりました。
当初の縛りプレイとして、リターンなし、全ボーナス入手を目標に遊んでいました。
ところが、中盤あたりでよくない状況になってきたのです。
それはキャラのレベル。

まず、クリアボーナスを目指すには、かなり前のめりに進軍しないと達成できないほど、けっこうギリギリのターン数に設定されています。
そのため、移動力が高く、強いキャラでどんどん敵を崩していかないと間に合わないため、足の遅いキャラは戦闘にすら参加できず、なかなか経験値がたまらない状況になってきます。
それでも、スルーできそうな敵を後続の味方に倒してもらうなどして何とかレベルを上げようと頑張ってみましたが、経験値の査定にも問題が。

このゲームの経験値は「敵に与えたダメージ」に「敵とのレベル差」の倍率がかかった値となります。
しかしながら、例えば敵のほうがずっとレベルが高いとしても、ダメージを1しか与えられなかったら、経験値は1しか手に入りません(経験値100でレベルアップ)。
そして敵も味方も、レベルが上がるごとに攻撃力も防御力も上がります。

つまり、敵とのレベル差が開きすぎると、殴ってもダメージを与えられず、レベルの上げようがなくなるという悲惨な状況になるわけです。
一応「アイテムを使う」という行動で経験値10が手に入りますが、1キャラが1度に持ち込めるアイテムは4つ。全部薬草を持たせて使っても1ステージではレベルが上がらない。

つまり「全クリアボーナス狙い」は、移動力が高くて、序盤から育てていけるユニットを取捨選択していく、シビアな縛りだったわけです。
しかしぼくは、どうしてもその作業に徹しきれず、気に入ったキャラを使いたかったので、やむなく「リターン」を解禁しました。
つまりレベル上げです。
しかしこれは、こういう戦略シミュレーションではリアリティを失う結果になり、ぼくのやる気ゲージはみるみる減っていくことになりました。
敵軍が攻めてきた、大変だ、凌がなきゃ! みたいなシナリオで、敵を半分くらい削ってやり直し、を繰り返していたら、感情移入も何もあったもんじゃないというわけで。

クリアボーナスは移動力が第一なので、足の遅い僧侶や魔術師は完全にお荷物状態。中盤以降、ろくな戦闘をさせた記憶もありません。
そもそも魔法でしか有効なダメージを与えられない敵、というのは存在しませんし、遠距離から攻撃できるのはアーチャーも同じ。
回復魔法も、薬草や回復薬を町で大量に買い込めば済んでしまう。
仲間の魔術師には可愛いキャラいっぱいいたのに、クリアボーナスのためろくに使ってやれなかった・・・

こういったシステム事情を知っていれば、たぶん全クリアボーナス狙いはやってなかったと思います。
ぼくはキャラゲーの側面を大切にしたかったのですが・・・ううむ。

それでもクリアまでプレイしたのは、何だかんだ言って面白かったんだと思います。
キャラも個性があって楽しいですしね。
FEのようなシビアさはないですが、これはこれで充分に名作だと思いますので、ぜひプレイしてみてほしいです。

ちなみにリメイクとして、新キャラ追加されてるので、メガドライブ版をクリアした人にもオススメできると思います。
キョウカQのカードとか完全にバランスブレイカーですけどね・・・
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