ＢＢＴの天狗の設定面白い！ちょっと東方Projectっぽいし！などと完全ミーハーなことを考えて池袋の天狗のシナリオを書いていたところ詰まってしまい、ふと「やっぱ天狗初心者は山からか……」と舞台を山にしたらあれよあれよとプロットが決まってしまったので、基本は大事だなあと思いました。都会の天狗の気分転換に山の天狗を書く。都会の天狗山の天狗（イソップ寓話）。
なお、射命丸（っぽいNPCとか）は出ません。
■今回予告
関東地方、某市。
鬱蒼と木々の茂る山の奥。
暗闇の中、炯炯と眼（まなこ）を光らせ、その怪異は潜んでいた。
思い知るがいい。
古来、森と山は彼らの支配する土地。
吹きすさぶ風に乗り魔道を為す者たち。
おまえたちが来た場所は、魔縁の潜む場所なのだ。
ビーストバインド・トリニティ
『魔縁ノ山』
心焦がすは魔の渇望、心繋ぐは人の絆
■レギュレーション
ＰＬ人数：２〜４人。 （なお、サポート能力を持ったＮＰＣが登場しＰＣを補佐する）
経験点上限：特に無し
使用データ：公式に発表されているものに限り、使用できるデータに制限はない。サバイバーも可。
大罪：該当するデータの載ったサプリメントを所持しているＰＬに限り、使用を許可する。
但し、大罪はデータだけのファクターではないため、必ず設定をＧＭに説明した上で許可を取ること。
配布経験点：特に無し
■シナリオハンドアウト
●ＰＣ� � 池袋の半魔
絆：眉村タクト 関係：友人
推奨ルーツ：指定なし 推奨カバー：指定なし
キミの友人・眉村タクトは、かつて魔獣絡みの事件の被害者となりながらも半魔の存在をすんなり受け入れてくれた気のいいノウンマンの少女だ。
最近原付の免許を手に入れたということで気ままな旅に出ていた彼女だったが、しつこいくらい送られて来ていた旅の報告メールが、関東地方某市の小花樹（こはなぎ）山という場所で迷ったという連絡を境にぱったりと消えた。
数日経っても何の報道もなく、依然連絡もつかない。更に、彼女の家族の様子もおかしい。
夜の世界の気配を感じ取ったキミは、その山へ向かってみることにした。
【ＳＡ：タクトを救出する】
●ＰＣ�◆�魔縁繕鬼坊と因縁のある半魔。ハンターズ・ブラッド所属。
絆：魔縁繕鬼坊（まえん・ぜんきぼう） 関係：敵対
推奨ルーツ：指定なし 推奨カバー：指定なし
キミは、ハンターズ・ブラッドに登録している腕利きのハンターだ。
ターゲットの繕鬼坊（ぜんきぼう）は、山１つを支配するほどの強大な力を持つ天狗だ。
だがその魂は外道に堕ちており、様々な邪術に通じ人々を魔道に誘ってきた。
池袋で姿を現したヤツは、不可思議な術でキミをコケにすると、その場から逃走した。
ハンターとしての誇りか、単に一個人としての怒りか。キミはヤツを一心不乱に追いかけ、やがて関東地方某市に存在する小花樹（こはなぎ）山に到達した。
【ＳＡ：繕鬼坊を倒す】
●ＰＣ��：死霊課の刑事
絆：“神隠しの主” 関係：敵対
推奨ルーツ：指定なし 推奨カバー：指定なし
関東地方某市に存在する小花樹（こはなぎ）山。そこで奇妙な行方不明が起こっているという情報が死霊課に齎される。
何人もの人間が消えているにも関わらず、家族たちに動く気配がない。
動いた警察も、山に踏み入ることすらできず、何時間も白昼夢を見せられ立ち尽くしていたというのだ。
明らかに魔獣が関わっているケースだ。死霊課は、腕利きであるキミの派遣を決定した。
【ＳＡ：事件を解決する】
●ＰＣ�ぁ�退魔組織に所属している
絆：魔縁繕鬼坊（まえん・ぜんきぼう） 関係：敵対
推奨ルーツ：指定なし 推奨カバー：指定なし
キミは、人々のために魔と戦う組織に所属している。
突如現れた強大な力を持つ魔縁・繕鬼坊（ぜんきぼう）。
ヤツは、キミの所属組織で封印していた呪物・“変成の砂”を、その封印を破り持ち出した。
目の前で取り逃してしまったキミは、ヤツを追うことを誓う。
必死の追跡の結果、キミはヤツが関東地方某市の小花樹（こはなぎ）山へと逃れたことを突き止めた。
【ＳＡ：封印された品を取り戻す】
※凄皇流、妖洞寺、ＲＥＬＩＣなどを想定しています。
■ＮＰＣ
眉村タクト １７歳女性
ノウンマン
明朗快活で少々浅慮が玉に瑕な少女。
ノリは軽いが基本的に善良である。
繕鬼坊 １０００歳以上男性
ルーツ：天狗
外道に堕ちた天狗。魔界とも繋がりがある。
慇懃無礼で人を煙に巻くような言葉を使うが、力の信奉者であり悪徳をもってよしとする。
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