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2016年12月09日07:37

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昔の文通 浅田次郎 

うちは、一見 空き家かと思う程 汚い。
雑草、雑木は まだしも、玄関の外が農家の倉庫に当たり、
ダンボール箱、何年も使わない道具、などなど、
我ながら ごみ屋敷そのもの。

しかし、この いつ捨てても良いモノが転がっている状態こそ、
好きなだけ遊べる 自由な空間でもある。

夏場は 蚊のせいで、ろくに活動出来ないのを改良したくて、
何年も前から、サンサンネットとか、カーテンみたいに吊るそうと
考えたりしているのだけど、いつも途中で考え疲れてしまう。

とりあえず、昨日は、ミカンの空き箱が出たので、
土間の上にじかに置いて ふやけてダメになった段ボール箱から、
昔の手紙の束など取り出し、移していると、
つい、読みだして、メールなど無い頃の文通時代を回顧した。

一番 多い文通友達との手紙は、もろ、5cm近い厚さ が ある。
これは、こちらから出す方のコピーを取ってるからのせいもある。
封筒は別にしているので、中身だけの量。

これには驚き、何と貴重な文通録かと 感謝と感嘆の念が湧いた。
独身時代だったとはいえ、二度と来ない時代に思える。
彼女からは、もう、年賀状も来なくなったけど。
過去は 遠くなるにつれ、美化されるものだ。

情けないことに、5通くらい読んでも 一体 誰なのか
分からない女性がいたのには これまた、驚いた。
15分くらい読んだら 思い出すかもしれないのだけど、
ちらと読むのさえ、「こんな事する時間があったら、しなきゃいけない事が」
と言う 年がら年中の思いが押し寄せるので、早々に片付けた。


昨日は、サビ太りの鎌達を 途中で折れた砥石で研いで気晴らしした。
ちゃんと鉄の色を取り戻した鎌達を見ると、こちらも元気が出る。
切れるようになったかは別として、嬉しくなる。


洗濯ハンガーの塗料が ボロボロ剥げ落ちだしたのも、
塗料を剥がして、赤い薄いテープを巻いてみた。
針金が細いので、すごく時間がかかった。
塩ビのテープの方が はるかに伸縮性があって巻き易い。
ただ、塩ビは分厚いし、細かい部分には向かない。

焼却場付属の リサイクル施設でゲットした、
浅田次郎 原作、ながやす巧のマンガに いたく感じ入り、
原作を読み、浅田次郎氏のエッセイ集も読んだ。

浅田氏は、一人娘さんが、医学部を目ざし、浪人し、
多い時は ネコ13匹を飼い、学生時代から小説家を目指し、
自衛隊に入り、自営業を営みながら 投稿生活を続け、
「ぽっぽや」で当たるまで 20年近く過ごした。

珍しく、印税などを公表している。
ラスベガスの話しは、けっこう面白い。
英語はダメだそうだけど。

祖父、両親とも、大変な話好きで、
両親は、酒のために、肝臓がんで亡くなったそうだ。
おしゃれで、けっこう味にうるさく、
父親は 達者で留守の亭主関白だったそうだ。

風呂屋が好きで、おしゃれ好き。
運動不足で、お尻の筋肉が 時々 強烈に攣るそうだ。
机の前で 座椅子を倒して そのまま眠る生活。

それにしても、「ラブレター」なんか、
相当、新宿の裏社会の知識が無いと書けないと思うのだけど、
読書量がすごいと、さらさらと書けてしまうのだろうか?

ながやす巧氏は、「愛と誠」のマンガ家だそうだ。
原作への忠実さは、信じられないほど。
彼は アシスタントを使わない。

「ぽっぽや」にしろ、「ラブレター」にしろ、
主人公の男性は、かなりのイケメンで、
三国連太郎のようであり、中国史のヒーローみたいな顔立ち。

これは、ちょっと美化されているかなあ?と思う。
ラブレターの美しい中国人女性は 品があって理想化されている。

イケメンでも、理想化されていても、デッサン力のせいか、
最近のマンガの柔弱な感じは皆無なのは、
団塊の世代のマンガ家のせいかな?

この女性の遺書に対し、偽装結婚相手の男性主人公の言葉は、
人間性を失った社会を 鋭く告発している。

しかし、美女に慕われ、美しいまま死んでくれ、
何の厄介もかけずに、心から感謝して死んでくれるというのは、
一種の理想ではないだろうか?

例え、彼女が売春していても。

こういうケースで、男女を反対にした小説を読みたいと思う。
また、国籍も反対にして成り立つかどうかも考えたい。

ひそかな、男女差別、ひそかな、国籍差別があるような気がする。

イケメンで、身寄りがなく、あるいは、貧乏で病弱な家族を背負って、
日本人男性が、やくざに捕まり、どえらい借金を背負って
中国人女性と偽装結婚して、中国のホストクラブで働くか、ジゴロになり、
死病にかかり、イケメンのまま、
その見知らぬ中国人女性に感謝して死ぬ?



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