『修羅雪姫』
1973年日本
監督:藤田敏八
2001年、釈由美子版を当時観てて、つまんないなーと思っていたんだけど、
今回たまたまオリジナル版を観ました。
原作は1972年の小池一夫原作、上村一夫作画による漫画。
釈由美子版とは全然違ってた。
タランティーノが影響受けてキル・ビルを作ったのは有名な話。
明治時代、両親を酷い目に合わせられた少女「雪」が、
二十歳になって、復讐を遂げるというもの。
明治と言っても、内容はほとんど江戸時代のチャンバラ。
無茶苦茶な特訓や、血しぶきが水芸のように飛び散る様、
胴体や手首をちょん切っちゃうスプラッタ演出など、
観ていて非常に痛快。
絵的にも、ものすごく計算して作られていて素晴らしい。
しかし、原作では修羅雪姫が、素っ裸になってチャンバラする(らしい)のに、
梶芽衣子は、一切脱がない。
それが非常に不満。
別にエロが見たいんじゃないんだけど、その方がかっこいいのに。
そのくせ、8歳の雪が、特訓するときは全裸になる。
これ、よく今、DVDを販売できるなあ。
あと、前半は殺陣が多いのに、ラストの方は、
あんまり派手なアクションがない。
ラストに20人くらい相手に素っ裸になってチャンバラしてくれてたら、
星5つでもいいくらい。
☆☆☆★★
一つの日本映画の黄金期だと思います。
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