頭数こそ15頭立てと少ないこと。
外国馬の参戦が無いこと。いろいろとありますが、
出走メンバーをみてみると、地方競馬含めて
連勝街道の馬や、海外レースを転戦してきた馬。
この部門でも日本馬なのに世界レベルのメンバーが
集まってきました。
第17回 チャンピオンズカップ (G��)
中京競馬場 ダート1,800m 3歳以上 国際 定量
名称が変わり、開催競馬場が変わり、2回目のチャンピオンズC。
ジャパンカップダートの創設から数えて17回目ですが、
外国馬の出走が無い開催でも、出走馬がこれほど豪華な
メンバーになるのは珍しいことだと思います。
ダートG�欺媾�連覇を目指す馬。
地方競馬の最高峰レース優勝にまで上り詰めた馬。
ついには米三冠レース出走馬まで登場するレースになりました。
15頭立てとはいえ、こんな出走メンバーが揃うなんて、
興味が尽きないレースになってくれました。
ジャパンカップダート創設以来、ある意味最高の出走メンバーが
集まったといえるかもしれません。
2枠2番 アウォーディー
国内でダート競争を転戦するには、やはり地方競馬は欠かせません。
地方競馬の最高峰レースJBCクラシック優勝まで上り詰める力は、
このレースを占ううえで、大切な判断基準になります。
なぜかというと簡単なことで、地方競馬とはいえ、JBCクラシックは
このダート路線で活躍する馬であれば、目指すべき登竜門といえる
レースになっていったからです。
このレースはすでに地方競馬の最高峰レースというだけでなく、
地方・中央交流戦としての最高峰レースになったわけです。
なのでこのレースの出走メンバーはすでに中央G�喫造澆里瓩鵑弌爾任靴拭�
その中で優勝したこの馬は、すでに今回の出走メンバーの中で
抜きに出た存在であることを示しています。
この馬の血統にはさらに興味があります。
母は天皇賞馬ヘブンリーロマンスです。その父はサンデーですので、
母系はサンデーサイレンス系です。母ヘブンリーロマンスの
天皇賞(秋)の優勝は、フロックとも思われましたけど、
この馬の産駒をみると実はその潜在能力の高さに気づきます。
後述する弟は米ベルモントステークスで3着に入る活躍をあげました。
この母の地力は想像以上でした。
そして父はジャングルポケットですので、血統構成としては
トニービン×サンデーサイレンスという豪華な組み合わせなんですね。
この血統でG�祇�覇を果たしてほしいです。
8枠15番 モーニン
ダートG�気僚媾�制覇を目指す馬です。
春にフェブラリーステークスをレコードタイムで制して、
一躍名をあげました。まだ4歳なので、実績も少ないのですが、
デビュー当時からダート競争で勝ちあがってきた馬です。
父のへ二―ヒューズはノーザンダンサー系ですが、
ストームキャット→ヘネシーと続くこの血統からは、
ヨハネスブルグやビホルダーなどアメリカを代表する名馬が
生まれているサイヤーラインです。
母系はフォーティナイナー系ですから、確かにこの血統で
砂を考えない人はいないでしょう。
フェブラリーステークス以降の勝ち星が無いのが気になりますが、
力は十分にある馬だと思います。
4枠7番 ラニ
今年はドバイのG��UAEダービー(ダート1,900m)を制しました。
その後はアメリカへ転戦し、ケンタッキーダービーでは9着でしたが、
ベルモントステークス(米G�機┘澄璽�2,400m)で3着に入り、
力のあるところを見せ付けてきました。
母がヘブンリーロマンスですから、前述したアウォーディーの
弟になります。父タピットもアメリカの馬で、さかのぼると
米三冠馬シアトルスルーにたどり着きます。
この血統はどちらかというと長距離の方が得意なのかもしれませんが、
砂場が得意というのは共通して引き継いでいる力だと思います。
ダート界の英雄を目指す3歳馬。これからが楽しみです。
6枠11番 コパノリッキー
フェブラリーステークス2連覇の砂の帝王です。
今年はフェブラリーで7着とだいぶ力を落としたかに
見えましたが、とんでもありませんでした。
これも地方・中央交流競走の最高峰レースの一角、
帝王賞(大井G�機�2,000m)を制し、まだまだ力は減退している
わけではないところを見事にアピールしました。
父がゴールドアリュールですから、フェブラリーステークスの
父子制覇はすでに成し遂げています。
そうなると父の果たせなかった夢、JCダートの制覇に向けて、
ここでその価値のある勝利をもぎ取りたいものです。
母父もアドマイヤドンの父でもあるティんバーカントリー
ですから、なるほど砂の申し子なわけです。
7枠12番 ゴールドドリーム
｢黄金の夢｣と名前も豪勢ですが、コパノリッキーと同じく
ゴールドアリュール産駒だからなのですね。
ユニコーンステークスを快勝しただけでなく、前走の武蔵野Sで
2着に入れたことは大きな収穫です。
武蔵野Sといえば、かつてクロフネがここを制して、
その後JCダートをぶっちぎる勝ち方をしましたよね。
母父がフレンチデピュティなので、母系の方はクロフネの
サイヤーラインに近い馬でもあります。
これは砂での活躍はうなずけるはずです。
あとは結果を残すだけ。｢黄金の夢｣を勝ちとってほしいです。
昨年2着、フェズラリーでも2着だった5枠9番 ノンコノユメも、
個人的には好きだったのですけど、いつのまにか煽馬になって
しまったようで、ここでがんばっても後が続かない…。
という残念さがあって、少し応援する意欲がわきにくく
なってしまいました。
さて…今回は競馬場まで見に行こうかな…などと画策中。
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