たまにはカドゲシナリオでもと思って書いたシナリオです。『夜のない国』以降、シンプルシリーズのシナリオも重めになりがちな傾向があったので、ここはシンプル勘（なんだそれ）を取り戻す意味でシンプルにしました（トートロジー）。
厳密には完全オリジナルではなく、別ゲーであるアルシャードセイヴァーのサポート記事に載ってたダークレジェンドの設定を膨らませてシナリオにした形です。「コネがカードゲーム好きな少女」「神格の消失」あたりはそのままです。
■今回予告
異形の大量出現に、不幸な事故の多発。
乱れ行く池袋の霊的秩序。
１人の少女の願いを贄にした、悪魔の計画の産物だった。
鍵となるのはカードゲーム「Beast G・O」。
“ゲーム”の支配者を暴きだせ。
ビーストバインド・トリニティ
『Beast：Get Out』
心焦がすは魔の渇望、心繋ぐは人の絆。
■レギュレーション
ＰＬ人数：２〜４人。
経験点上限：特に無し
使用データ：公式に発表されているものに限り、使用できるデータに制限はない。サバイバーも可。
大罪：該当するデータの載ったサプリメントを所持しているＰＬに限り、使用を許可する。
但し、大罪はデータだけのファクターではないため、必ず設定をＧＭに説明した上で許可を取ること。
配布経験点：特に無し
■シナリオハンドアウト
●ＰＣ� Д�ードゲーム「Beast：G・O」のプレイヤー
絆：結城涙（ゆうき・るい） 関係：友人、慕情、師匠、幼子などのポジティブなもの
コンストラクション：指定なし 推奨カヴァー：指定なし
キミには最近ハマった趣味がある。トレーディングカードゲーム「Beast：G・O」だ。
幻想の怪物や英雄を手駒にして相手と戦う、という１対１のよくある対戦型ＴＣＧだが、中々面白く遊んでいた。
結城泪（ゆうき・るい）は初めて間もないキミにゲームの手ほどきをしてくれた少女で、高校生にして海外大会にも招待される天才とも呼ばれるプレイヤーだった。ゲームを心から楽しむ姿を、キミも応援していた。
だが、そんな彼女は最近スランプに陥り勝てる試合を落とす日々が続いていた。そしてある日、キミは彼女の信じられない姿を目撃することになる。
【ＳＡ：涙を助ける】
●ＰＣ�◆�池袋の半魔。竜胆アカネの友人
絆：“ゴッドイーター” 関係：敵対
コンストラクション：指定なし 推奨カヴァー：指定なし
池袋に住まう竜族・竜胆アカネはキミの親しい友人だ。
半魔として生きていくに当たり、顔の広い彼女に便宜を図って貰ったことも多い。
ある日、キミはそんな彼女から個人的な頼みを受けた。
彼女の知己である池袋の神格たちが姿を消しているため、裏を探って欲しいというのだ。
勿論、キミは快諾した。持ちつ持たれつというやつだ。
神を喰う者、“ゴッドイーター”と名付けたそいつを、キミたちは追うことにした。
【ＳＡ：依頼を果たす】
●ＰＣ��：死霊課刑事
絆：“災厄者” 関係：敵対
コンストラクション：指定なし 推奨カヴァー：指定なし
池袋の夜は嫌に活気付いていた。
夜毎、どこからともなく湧き出す、種族のバラバラな異形たち。
風水師たちの言によれば、池袋の霊脈が大きく乱れているという。
異形たちの湧き出る場所を調べていくと、その地を管理していた低級神たちの不在がわかった。
この災厄を齎している者…“災厄者”を止めるべく、死霊課は腕利きであるキミを送り出した。
【ＳＡ：“災厄者”を止める】
●ＰＣ�ぁЯ反ソ蠡�
絆：“災厄者” 関係：敵対
コンストラクション：指定なし 推奨カヴァー：指定なし
キミは、魔物組織に所属している半魔だ。今、池袋で発生している異形の大量発生……組織のトップは、それがあってはならない、と考えているようだ。無論、トップがそう思うのならそれを叶えるのが、手足たる構成員の役目である。死霊課が“災厄者”と仮に名付けた存在を、キミもた追うことになる。
【ＳＡ：命令を遂行する】
※組織枠です。組織名を決定していないのは、入れるＰＣの間口を広げるためです。基本的にはペルソナ・ネットワーク、鬼鳳会、ツバサ団などを想定していますが、ＰＣオリジナルの組織でも構いません。
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