2016.11.19 於:みなとみらいホール
(前半)
ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
(ソリストアンコール)
レオニード・デシャトニコフ
「劇場の共鳴」より(チェイスロンド)
(後半)
ラフマニノフ
交響曲第2番 ホ短調
(アンコール)
ラフマニノフ
ヴォカリーズ
指揮:アレクサンドル・ラザレフ
ピアノ:ルーカス・ゲニューシャス
コンマス:扇谷 泰朋
既にクリスマスカラーに飾られたみなとみらいへ、今シーズンより首席の座をインキネンに譲り、芸術監督に就いたラザレフのオハコ。ラフマニノフのコンチェルトとシンフォニー(何れも超有名曲)を聴きました。
ピアニストは20代の才能溢れる新進気鋭ロシアのゲニーシャス。忘れられない真央ちゃんのフリー(オリンピック)の曲を淀みなく鮮やかに歌い上げます。少しインパクトが少ないかな、という場面もありましたが、甘いメロディーと弦の音にも影響され既に涙が・・・
後半は日本フィルとラザレフコンビが全力で立ち向かう(ことを期待した)ラフ2。1楽章冒頭から甘美で正確、美しい弦、鮮烈な管がまるで一致団結して聴衆に立ち向かってくるような演奏。鳥肌と「これこれ!」という感覚で落涙頻度もグッとアップします。曲はいつもの美しく繊細で叙情的。力強さや客観性みたいな感じがあって感動だったのですが、2楽章以降は何故か涙頻度が低下。少し慣れてしまった事もありますが、なんとなく緊張感とワクワクみたいな感じがほんの少しだけ不足したようでした。
最終的には終楽章後半で纏まった感があり、いつもの完成度と感動だったし、アンコールも良かったので大満足ではあったのですが、やはり第一線を退くということは聴く側にも微妙な心境の変化を与えるのかな、などと考えてしまいました。
次回はもう第九です。撮り忘れたツリーの写真をちゃんと撮影したいと思います。。
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